2024/2/15

早漏対策におすすめの方法は?原因と治療法を分かりやすく解説

「性行為中に勃起状態を維持できない」「射精までの時間が短すぎる」など、早漏の症状に悩まされている方も多いのではないでしょうか。
早漏対策は、勃起障害や勃起不全とは違い、必ずしも治療薬に頼らずとも、自分でできることが多いのが特徴です。

この記事では、早漏の原因と治療法、自分でできる早漏対策について分かりやすく解説します。

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早漏とは?

早漏とは、挿入から射精までの時間が極端に短い症状を指します。

どこからが早漏なのかという明確な定義はないものの、早漏の判断基準としては、

  • ほぼ毎回、挿入前、あるいは挿入後1分以内に射精してしまうこと(米国泌尿器科学会・AUA)
  • 男女両者が性的関係を楽しむために、十分な射精をコントロールできないこと(WHO)

などが挙げられます。

単に射精までの時間が短いというだけではなく、パートナーが十分に満足する前に射精してしまうことに悩む方も多いのが特徴です。

早漏の主な原因は3つあります。

  • 過敏性早漏
  • 心因性早漏
  • 衰弱性早漏

まずは、それぞれの原因を詳しく見ていきましょう。

過敏性早漏

過敏性早漏とは、陰茎とその周辺の感覚が過敏であることが原因で、射精までの時間が短くなってしまうことを指します。

膣内への挿入の有無にかかわらず、わずかな刺激でも本人の意思に反して射精してしまうため、早急に何とかしたいと悩む方も多い早漏の種類です。

過敏性早漏は、性経験が少ない10〜20代の若い男性に多いと言われています。
特に包茎状態の方は、過敏性早漏になりやすい傾向にあるようです。

包茎が気になる場合は、包茎治療を検討しても良いでしょう。
局所麻酔で20〜30分ほどの短時間の手術で治療するのが一般的ですが、最近では、薬の服用を中心とした手術なしの包茎治療を行っているクリニックもあります。

心因性早漏

心因性早漏とは、ストレスや疲労の蓄積などで自律神経が乱れてしまったときに、普段よりも短い時間で射精してしまう状態を指します。
「ある日突然、早漏になってしまった」という場合は、心因性早漏の可能性があると考えられます。

射精を正常にコントロールするには、ノルアドレナリンとセロトニンの2つの神経伝達物質のバランスが取れていることが大切です。
心因性早漏になると、これらの神経伝達物質バランスが崩れて、ノルアドレナリンが優位となっているケースが多く見られます。

ノルアドレナリンとは、人体がストレスを感じた時に放出される神経伝達物質です。
肉体労働や不規則な生活習慣などでストレスが溜まると、ノルアドレナリンが優位になりやすくなるのです。

心因性早漏を改善するためには、日常生活でできるだけストレスを軽減することを心がけましょう。

衰弱性早漏

衰弱性早漏とは、いわゆる加齢による早漏です。
40代以上の男性にあらわれやすい早漏で、加齢や運動不足による筋力の低下が主な原因となっています。

勃起や射精をコントロールするためには、ある程度の筋力と体力が必要です。
加齢によってそれらが衰えると、早漏になりやすくなるほか、射精までの時間が長くなり、むしろ遅漏になってしまう人もいます。

早漏の原因について詳しくはこちら>

早漏は改善できる!3つの対策方法

早漏は、適切な対策によって改善できる可能性もあります。
ここからは、早漏対策の具体的な方法と、症状を改善させるためのポイントについて解説します。

早漏対策トレーニングを行う

早漏対策トレーニングは、今日からでも始められる早漏対策です。
「スクイーズ法」と「セマンズ法」の2種類があります。

スクイーズ法

スクイーズ法は、1人でできる早漏対策トレーニングです。
具体的なやり方は、以下の通りです。

  • 自慰行為により、ペニスを勃起させる
  • 射精しそうになったら、亀頭の付け根あたりを押さえて、射精を我慢する
  • 1回の自慰行為につき、1~2の流れを4、5回繰り返す

「自慰行為の際に、射精を我慢する」という、単純でわかりやすい方法です。
パートナーの協力は必要ないので、自分の好きなタイミングで取り組めるというメリットもあります。

スクイーズ法を成功させるためには、以下の2つのポイントを意識しましょう

  • いつもより時間をかけて行う
  • 陰茎ではなく亀頭を刺激する

射精をうまく我慢できない場合には、亀頭の根本を人差し指と親指で圧迫するようにすると、うまくいきやすいと言われています。
ただし、圧迫しすぎると逆流性射精になる可能性もあるため、注意してください。

セマンズ法

セマンズ法は、パートナーの協力が必要な早漏対策トレーニングです。
具体的なやり方は、以下の通りです。

  • パートナーにペニスを刺激してもらい、勃起状態にする
  • 射精しそうになったら、刺激をやめてもらう
  • 1~2を4、5回繰り返す

セマンズ法にはパートナーの協力が必要なので、恋人がいない方や忙しくてなかなか会えない方には難しいというデメリットがあります。

とはいえ、実際の性行為による刺激でトレーニングができるというメリットがあり、特に性経験が少ない過敏性早漏の改善には効果が期待できるでしょう。

詳しいトレーニング方法はこちら>

ケーゲル体操を行う

ケーゲル体操は、勃起に影響を与える骨盤底筋を効果的に鍛えるトレーニングです。
骨盤底筋とは、肛門と睾丸の中間あたりにある複数の筋肉の集まりのことを指します。

もともとは、アメリカの産婦人科医であるアーノルド・ヘンリー・ケーゲル氏が、妊産婦の尿もれ・尿失禁を防ぐために考案した運動ですが、男性の勃起力の向上や射精コントロールにも効果があると注目されています。

具体的なやり方は、以下の通りです。

  • ゆっくり呼吸しながら、肛門を引き締める
  • 肛門を引き締めた状態を10~20秒キープする
  • ゆっくりと肛門を緩めて、約40秒間リラックスする
  • 1~3の動きを10回繰り返す

1~4の動きを1セットとし、1日3~10セットを目安に行いましょう。
難しい動きではないため、できる限り毎日続けるようにしてください。

特に、加齢による筋力の低下が原因で起こる「衰弱性早漏」にお悩みの方は、ケーゲル体操に習慣的に取り組むことで、改善できる可能性があります。

ケーゲル体操については詳しくはこちら>

早漏治療薬を服用する

早漏には、有効な治療薬がいくつかあります。
「できるだけ早く症状を改善したい」と「早漏対策トレーニングやケーゲル体操では思うような効果が得られなかった」という方は、専門クリニックを受診して早漏治療薬を処方してもらいましょう。

ユニティクリニックでは、以下の2種類の早漏治療薬を症状に合わせて処方いたします。

ポゼット

ポゼットは、早漏治療薬プリリジーのジェネリック医薬品です。
有効成分名はダポキセチンで、SSRIという薬剤に分類されます。

SSRIとは、Selective Serotonin Reuptake Inhibitor(選択式セロトニン再取り込み阻害薬)の略称で、一般的にはうつ病などの精神疾患の治療に用いられている薬です。

ただし、SSRIに分類される薬剤のなかで、早漏治療薬としての適応が認められているのは、ダポキセチンだけです。

ダポキセチンには、神経伝達物質であるセロトニンの量を増加させる作用があります。
これによって、相対的にノルアドレナリンの量が少なくなるため、過度な緊張が解消されて射精までの時間を長くなります。

ダポキセチンを主成分とするポゼットは、平均4倍ほどの勃起持続効果が認められています。服用してから効果があらわれるまでの時間はおよそ1時間~1時間半ほどで、効果は2~5時間持続します。
そのため、性行為のおよそ1~3時間ほど前に服用すれば、早漏を予防する効果が期待できるでしょう。

さらに、食事の影響を受けないため、単体で服用する場合は食事のタイミングに気を付ける必要はありません。ただし、アルコールとの相性は悪いため、服用時の飲酒は控えてください。

なお、ポゼットは、以下に当てはまる方は服用できません。

  • NYHAII~IVの心不全の方
  • 重度の心臓弁膜症の方
  • 抗うつ剤を服用中の方
  • 中程度以上の肝障害の方
  • 他のSSRIなどセロトニン作動性を持つ薬剤を服用中の方

また、上記に当てはまらなくても、持病の有無や服用中の薬剤との相性によっては、ポゼットを処方できないケースがあります。

ポゼットは個人輸入サイトなどでも入手できるケースもありますが、偽物が混じっている可能性もあり、自己判断で服用するのは危険です。

また、頻度は高くありませんが、頭痛やめまい、吐き気などの副作用が起きる可能性もあります。 安全のためにも、必ず医師による処方を受けたうえで服用するようにしましょう。

リドスプレー

リドスプレーは、リドカインを主成分とした早漏防止用スプレーです。
リドカインとは、局所麻酔薬として使用されている成分で、陰茎にスプレーすることにより、麻酔効果で感度が低下します。
これにより、早漏の症状改善効果が期待できるのです。

使用方法もとてもシンプルで、リドスプレーを陰茎(ペニス)に噴霧し、10~20分ほど経ってからシャワーで軽く洗い流すだけです。
1回噴霧後の効果持続時間は、2時間程度となっています。

ただし、リドスプレーを洗い流さずに性行為に及んでしまうと、パートナーの感度が落ちる可能性もあるため、注意しましょう。
もちろん、シャワーでしっかり洗い流せば、成分の作用がパートナーにまで及ぶことはありません。オーラルセックスも問題なく行えます。

なお、リドスプレーは、1本で10〜15回分使用できます。内服薬であるポゼットとの併用も可能です。

一方で、抗不整脈薬や硝酸薬など、一部併用禁忌とされている薬剤もあります。
服用中のお薬がある方は、医師にリドスプレーの使用について事前に相談されることをおすすめします。
また、リドスプレーは感度を下げることを目的として使用する治療薬のため、早漏防止にはなるものの、性行為から得られる快感が減ってしまうというデメリットもあります。

感度を下げたくない場合は、内服薬のポゼット(ダポキセチン)を服用するのが良いでしょう。

勃起力は高められる!自分に合った方法や治療を始めてみよう

早漏の原因は、人それぞれに異なります。
「射精までの時間が短い」「パートナーを満足させられない」など、早漏にお悩みなら、まずは原因を見極めることが大切です。

症状が軽度な場合は、早漏対策トレーニングやケーゲル体操などに習慣的に取り組むことで改善できる可能性もあります。
即効性を求めるなら、医療機関を受診して医師の診察を受けたうえで、ポゼットやリドスプレーなどの早漏治療薬を処方してもらいましょう。
早漏の原因によっては、ED治療薬の服用が有効な場合もあります。

早漏対策として治療薬の処方を希望される場合は、ぜひユニティクリニックのオンライン診療をご利用ください。
男性医師による10分ほどの音声通話での診療で、状況に合った治療薬を処方させていただきます。初診・再診ともに診察料金はかからず、ご負担いただくのはお薬代と郵送代のみです。

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監修者

院長 髙嶋 政浩

平成元年杏林大学医学部医学科卒業
平成元年杏林大学医学部附属病院
平成8年西部総合病院皮膚科・形成外科部長 就任
平成12年大手美容外科クリニック
令和3年ユニティクリニック