2023/12/20

勃起不全(勃起障害・ED)とは?勃起力が低下する原因、症状や治療法について

「性欲はあるのに勃起しない」「性行為に十分な硬さが得られない」「勃起の状態を維持できずに中折れしてしまう」など、勃起不全(勃起障害・ED)に悩む男性は少なくありません。
また、勃起力が低下する原因は人それぞれ異なります。

この記事では、勃起不全の主な原因や症状、具体的な治療法について解説します。

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勃起不全(勃起障害・ED)とは

勃起不全(勃起障害・ED)とは、勃起力が低下した状態を指します。
性欲や興奮はあるにも関わらず、「勃起しない」「硬さが十分でない」という方がほとんどです。

正常な状態の男性は、性的刺激によって興奮を覚えると、脳の神経から特殊な物質が放出され、陰茎の海綿体に大量の血液が流れ込みます。
海綿体に血液が充満すると、その圧力によって海綿体が硬くなり、いわゆる「勃起」の状態になるのです。

つまり、陰茎海綿体に十分な血液が流れ込まず、血液で充満させることができなければ、勃起することはできません。
何らかの原因で、陰茎海綿体に十分な血液が流れ込まなくなってしまうのが、いわゆる「勃起不全」なのです。

勃起力が低下する4つの原因

まずは、勃起力が低下する原因を理解しましょう。
勃起不全になる主な原因は、「器質性ED」「心因性ED」「薬剤性ED」「混合性ED」の4つです。

【器質性ED】神経障害・血管障害

器質性EDとは、加齢や生活習慣病による血管の劣化や損傷といった血流障害、脳卒中などの神経障害を原因とする勃起不全です。

血管や神経、内分泌環境など、身体的な原因で発症し、50〜60代に多いのが特徴です。

【心因性ED】ストレス・トラウマ

心因性EDとは、幼少期のトラウマや心理的な緊張などを原因に発症する勃起不全です。

性行為のときは勃起しないものの、朝立ちがあったり、マスターベーションはできるという場合は、心因性EDの可能性が高いです。

心因性EDは、20〜40代の比較的若い世代に多いのが特徴です。

【薬剤性ED】服薬による副作用

薬剤性EDとは、服用している薬の副作用によって発症する勃起不全です。

例えば、以下のような 薬の服用中に起こりやすいです。

  • 精神安定剤
  • 抗うつ剤
  • 睡眠薬
  • 向精神薬
  • 降圧剤

など

薬剤性EDは、年齢に関係なく発症するのが特徴です。

【混合性ED】複数の原因が影響

勃起不全の原因は、一つだけとは限りません。
人によっては、複数の原因が影響して勃起力が低下している可能性もあります。

複数の原因が影響して発症する勃起不全を混合性EDといいます。

混合性EDは、40〜60代が発症しやすいのが特徴です。

勃起不全(勃起障害・ED)の主な症状

勃起不全(勃起障害・ED)の主な症状には、以下のようなものがあります。

  • 勃起するまでに時間がかかる
  • 勃起の持続時間が短い
  • 性交渉の途中で衰えてしまう
  • 勃起するものの、硬さが足りない
  • 日によって勃起しないことがある
  • マスターベーションはできるが、性行為時には勃起しない

など

勃起不全の症状は人によって異なるため、一概に言うことはできません。
「まったく勃起しない」「勃起しても硬くならない」「中折れしてしまう」など、勃起不全の悩みはさまざまです。

勃起不全(勃起障害・ED)は自力で改善できる?

勃起不全(勃起障害・ED)であっても、軽度な状態であれば自力で改善できる可能性もあります。
ここでは、自力で勃起不全を改善したい方に向けて、心がけたい5つのポイントを紹介します。

食事・食べ物を見直す

勃起不全の初期症状があらわれたら、早めに食生活を見直して、栄養バランスの改善を心がけましょう。
栄養バランスの良い食事によって身体のコンディションが整えば、勃起力を取り戻せる可能性があります。

特に、加齢とともに勃起力が低下してきたと感じる方は、亜鉛を積極的に摂取することをおすすめします。
亜鉛は、性機能に深く関わる男性ホルモン「テストステロン」の分泌を促すことで知られています。欠乏すると性的な機能や欲求が低下してしまうため、亜鉛を豊富に含む牡蠣やチーズなどを積極的にとりましょう。

また、青魚に含まれる必須脂肪酸、DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)も意識的に摂取したい栄養素です。
DHAとEPAには、血液をサラサラにして、中性脂肪の値を下げる効果が期待できます。
全身の血流が良くなると、勃起不全の改善にも効果があるでしょう。

筋トレなどの運動を始める

勃起不全の予防・改善には、適度な運動も必要だと言われています。
なかでもおすすめなのが、自宅で手軽にできる筋トレです。

筋トレも、性機能に深く関わる男性ホルモン「テストステロン」の分泌を促す効果が期待できます。
特に、下半身全体の筋肉を鍛え、血流の改善を促すスクワットなどの筋トレメニューがおすすめです。

また、日本性機能学会・日本泌尿科学会が公表している「ED治療ガイドライン」によると、ジョギングなどの有酸素運動にも勃起機能を改善する効果があるとされています。

有酸素運動には、血液の循環を促進する効果もあり、EDの原因になり得る「動脈硬化による血流の悪化」を予防できるでしょう。

睡眠時間を増やす

睡眠時間が不十分だと、男性ホルモンの分泌量が低下するため、勃起不全になりやすくなります。
理想的な睡眠時間は、1日6〜7時間程度です。

睡眠時間が不足している場合は、規則正しい生活を心がけ、質の良い睡眠をとるようにしましょう。

眠れないからといって睡眠薬を服用すると、薬の副作用で勃起不全が悪化するリスクがあります。

禁煙する

喫煙中の方で、勃起不全の初期症状があらわれている場合は、禁煙を心がけてください。

タバコに含まれる成分は、血管に損傷を与えたり、血流を劣化させることが分かっています。

お酒の量を減らす

適度な飲酒であれば、ストレス解消にもなるため、問題はありません。
しかし、お酒の飲み過ぎは、勃起不全の原因となることがあります。

アルコールを過剰に摂取すると、脳や神経の機能が低下し、性的興奮を感じにくくなってしまうからです。

ED治療薬を服用している場合も、アルコールによって治療薬の効果が半減することがあります。ED治療中はアルコールの飲み過ぎに注意しましょう。

勃起不全(勃起障害・ED)を治療する方法

勃起不全(勃起障害・ED)は、ED専門クリニックで治療が可能です。
続いては、勃起不全の治療方法について詳しく説明します。

ED治療薬

ED治療でもっとも一般的なのは、ED治療薬の処方です。

ED治療薬は、血管を広げるなどして血流を改善し、陰茎の海綿体に血液が流れ込みやすい状態を作ることで、勃起不全を改善します。

ED治療薬には複数の種類があり、それぞれ特徴が異なります。
効性あるED治療薬との相乗効果が期待できます。従って当院では、ED治療薬と亜鉛の同時服用を推奨しています。

バイアグラジェネリック

バイアグラジェネリックは、世界シェアNo.1のもっとも有名なED治療薬「バイアグラ」のジェネリック医薬品です。
有効成分はシルデナフィルで、体内でPDE5と呼ばれる酵素の働きを阻害し、勃起を促進する作用があります。
バイアグラジェネリックは、服用後30分〜1時間ほどで効果があらわれ始め、3〜6時間程度持続します。

レビトラジェネリック

レビトラジェネリックは、即効性に優れたED治療薬「レビトラ」のジェネリック医薬品です。
有効成分はバルデナフィルで、体内でPDE5阻害剤として作用します。
レビトラジェネリックは、服用後15分〜1時間ほどで効果があらわれ始め、3〜5時間程度持続します。

シアリスジェネリック

シアリスジェネリックは、効果の持続時間が非常に長いことで知られるED治療薬「シアリス」のジェネリック医薬品です。
有効成分はタダラフィルで、体内でPDE5阻害剤として作用し、勃起しやすい状態にしてくれます。
シアリスジェネリックは、服用後1〜3時間後に効果があらわれ始め、20〜36時間程度持続します。

アバナフィル

アバナフィルは、比較的新しいED治療薬です。
有効性成分はステンドラで、他のED治療薬と同じくPDE5の働きを阻害する作用があります。
アバナフィルは、服用後15〜30分程度で効果があらわれ始め、5~6時間程度持続します。

ウデナフィル

ウデナフィルも、比較的新しいED治療薬です。
韓国の製薬会社によって2005年に販売が開始され、韓国国内ではバイアグラに次ぐ第2位のシェアを誇ります。
ウデナフィルも、体内でPDE5の働きを阻害する作用があります。
服用後、早ければ30分ほどで効果があらわれ始め、12〜24時間程度持続します。

レノーヴァ(衝撃波治療)

レノーヴァ(衝撃波治療)は、勃起不全の根本的な改善が期待できる治療法です。
陰茎に極低出力の衝撃波を照射することで、血管を若返らせたり、毛細血管の新生を促す効果が期待できます。
これにより、陰茎内部の血流が改善され、自然な勃起力を取り戻すことができるでしょう。

レノーヴァ治療に即効性はありませんが、週に1回の施術を4回程度継続すると、勃起不全の長期改善が見込めます。
レノーヴァについて詳しくはこちら>

勃起不全(勃起障害・ED)の治療はどこでできる?

勃起不全(勃起障害・ED)の治療は、主に以下の医療機関で行われています。

泌尿器科

泌尿器科は、尿の生成や排尿に関する臓器(腎・尿管・膀胱・尿道)や、男性の生殖器に関する疾患を取り扱う診療科です。

勃起不全は男性の生殖器に関する症状なので、泌尿器科で診察してもらうことができます。

ED専門クリニック

泌尿器科には、男女問わず多くの患者が来院します。
ED治療が目的の場合、待合室などで女性と顔を合わせるのが恥ずかしいという方もいるでしょう。

そこですすめなのが、ED専門クリニックです。
ED専門クリニックでは、ED治療薬の処方やレノーヴァによる衝撃波治療など、さまざまな治療を受けることができます。
診察も男性医師が担当することが多く、同じ悩みを持つ人だけが利用するので、待合室で恥ずかしい思いをすることもありません。

また、クリニックの多くは、恥ずかしさへの配慮もされているため、プライバシーも守られます。

勃起不全(勃起障害・ED)を治療するクリニックの選び方

勃起不全(勃起障害・ED)改善のためにED専門クリニックを受診するなら、以下の点に注目して選びましょう。

ジェネリックED治療薬の取扱いがある

ジェネリック医薬品とは、先発医薬品(新薬)と同一の有効成分が配合され、効果や効能が同じであること、安全であることが厚生労働大臣によって承認されたお薬です。
得られる効果は同じですが、値段が安いというメリットがあります。

ED治療薬も、販売からしばらく経つと新薬の特許期間が切れ、ジェネリック医薬品が販売されるようになります。
勃起不全の治療費を安く抑えるためにも、ジェネリックED治療薬を積極的に取り扱うクリニックを選ぶのがおすすめです。

オンライン診療に対応している

いくらED専門のクリニックとはいえ、医師に直接EDの相談をするのは恥ずかしいと感じる方も多いです。
医師との対面を避けるなら、オンライン診療に対応しているクリニックがおすすめです。

オンライン診療なら、クリニックへ行く必要はなく、電話やアプリなどを使って自宅から診察を受けられます。
恥ずかしい思いをすることなく、ED治療薬を処方してもらえるでしょう。

レノーヴァ(衝撃波治療)の取扱いがある

勃起不全を根本から治療する衝撃波治療レノーヴァを取り扱うクリニックは、まだまだ少ないのが現状です。

勃起力を促すED治療薬だけではなく、根本治療ができるレノーヴァに興味がある場合は、取り扱いがあるクリニックかどうかをよく確認しましょう。
レノーヴァについて詳しくはこちら>

医師・受付スタッフもすべて男性

勃起不全治療のために通院するなら、医師だけではなく、看護師や受付スタッフもすべて男性というクリニックが通いやすいでしょう。

特に受付スタッフが女性のクリニックは、避けたほうが良いかもしれません。

勃起不全(勃起障害・ED)の治療は専門クリニックで始めよう

勃起不全(勃起障害・ED)は、軽度の場合、生活習慣等の改善で良くなる可能性もあります。
しかし、基本的にはED専門クリニックでの治療をおすすめします。

また、「直接診察を受けるのは恥ずかしい」「通院する時間がない」という方は、ぜひオンライン診療を活用してみてください。
ユニティクリニックでも、10分程度のオンライン診療でED治療薬の処方を行っております。お求めやすい価格のジェネリックED治療薬も多数取り扱いがあるので、ぜひご検討ください。

根本的な改善を目指すなら、レノーヴァによる治療も有効です。
ユニティクリニックでは、日本ではまだ台数が少ないレノーヴァを導入しています。
ED治療の根本改善についても、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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監修者

院長 髙嶋 政浩

平成元年杏林大学医学部医学科卒業
平成元年杏林大学医学部附属病院
平成8年西部総合病院皮膚科・形成外科部長 就任
平成12年大手美容外科クリニック
令和3年ユニティクリニック