早漏改善の効果的な方法とは?
原因と対策、予防法も解説
早漏は男性にとって悩ましい問題の一つですが、幸いにも改善するための方法は多く存在します。
この記事では、早漏の原因や改善の方法、性行為中の早漏対策や予防法について詳しく解説します。
早漏とは
早漏とは、「射精までの時間が極端に短いこと」を指します。
明確な定義があるわけではありませんが、現状では以下の2つが早漏の判断基準として用いられています。
- ほぼ毎回、挿入前、あるいは挿入後1分以内に射精してしまうこと
(アメリカの泌尿器科学会が発表) - 男女両者が性的関係を楽しむために、十分な射精をコントロールできないこと
(WHOが提唱)
また、勃起不全をあらわす「ED」ほど知名度は高くありませんが、早漏は「PE(Premature Ejaculation)」という略語で表現されることがあります。
当院では、以下の条件のいずれかを満たせば早漏であると診断し、適切な治療を行うようにしています。
- 膣内挿入後、射精までに要する時間が2分以内
- 膣内への挿入前、挿入途中、挿入後の時点で、本人の意思に反して最小の性的刺激で射精してしまうことが反復ないしは持続する
- 早漏により人間関係の問題や精神的苦痛を引き起こしている
- 射精のコントロールが不能
早漏の主な3つの原因
早漏の主な原因には、以下の3種類があります。
過敏性早漏
過敏性早漏とは、わずかな刺激によって本人の意思に反して射精してしまう状態を指します。ペニスとその周辺の感覚が過度に敏感なことが原因となって起こります。
一般的には、性経験が少ない10代~20代に多いと言われていて、なかでも包茎状態にある方は過敏性早漏になりやすいです。
心因性早漏
「突然、早漏になってしまった」「以前は射精をコントロールできていた」という場合は、心因性の原因が考えられます。
射精をコントロールするためには、ノルアドレナリンとセロトニンの2つの神経伝達物質のバランスが取れていなければいけません。
早漏にお悩みの方は、この神経伝達物質バランスが著しく崩れており、ノルアドレナリンが優位となってしまっているケースが多いです。
衰弱性早漏
衰弱性早漏とは、簡単に言ってしまえば「加齢による早漏」で、40代以降の男性に多くみられます。
一般的に、人は加齢によって体力が衰えていくと、射精までの時間が長くなり、むしろ遅漏になっていきます。
しかし、なかには射精をコントロールするための筋肉である射精管閉鎖筋が弱くなり、快感を我慢して射精を抑えることが難しくなってしまう方もいるのです。
早漏改善する5つの方法
ここからは、早漏改善の具体的な方法を紹介します。
早漏を改善するには、専門的なクリニックで医師の診察を受けることが大切です。
特に治療薬を服用する場合、海外通販サイト等では偽物も多く出回っているため、個人輸入した薬を自己判断で飲むことは避けるようにしましょう。
ペニスの刺激をコントロールする
ペニスの刺激をコントロールすることは、早漏改善の効果的な方法の一つです。
具体的には、スクィーズ法とセマンズ法という2つのやり方があります。
スクィーズ法
スクィーズ法は、自宅で一人でもできるトレーニング方法です。
早漏改善のためのトレーニング方法としては、もっとも一般的なやり方として広く知られています。
具体的なやり方・手順は、以下の通りです。
- 自慰行為(マスターベーション)により、ペニスを勃起させる
- 射精しそうになったら、亀頭の付け根あたりを押さえて、射精を我慢する
- 1回の自慰行為につき、1~2の流れを4、5回繰り返す
セマンズ法
セマンズ法は、パートナーに協力してもらいながら行うトレーニング方法です。
基本的なやり方はスクィーズ法とほとんど変わりません。
- パートナーにペニスを刺激してもらい、勃起状態にする
- 射精しそうになったら、刺激をやめてもらう
- 1~2を4、5回繰り返す
セマンズ法は、実際の性行為による刺激に慣れるためのトレーニングです。
そのため、性経験が少ない方や「過敏性早漏」の方に効果が高いと言われています。
骨盤底筋を鍛える(ケーゲル体操)
早漏改善には、勃起機能に影響を与える骨盤底筋を鍛えることも重要です。
骨盤底筋とは、肛門と睾丸の中間あたりにある複数の筋肉の集まりを指します。
骨盤底筋を鍛えるのに効果的だと言われているのが、ゲーゲル体操です。
これは、アメリカの産婦人科医であるアーノルド・ヘンリー・ケーゲル氏が、妊産婦の尿もれ・尿失禁を防ぐために考案しした運動です。
男性が行うことで、勃起力の向上や射精をコントロールする力を養う効果が期待できます。
具体的なやり方・手順は、以下の通りです。
- ゆっくり呼吸しながら、肛門を引き締める
- 肛門を引き締めた状態を10~20秒キープする
- ゆっくりと肛門を緩めて、約40秒間リラックスする
- 1~3の動きを10回繰り返す
ゲーゲル体操は、1~4の動きを1セットとして、1日3~10セットを目安に行いましょう。
特に、加齢による筋肉の衰えが原因で早漏になる「衰弱性早漏」の方は、ケーゲル体操によって改善できる場合があります。
早漏治療薬を服用する
早漏の改善には、早漏治療薬の服用も効果的です。
早漏治療薬は複数ありますが、ユニティクリニックでは以下の2種類の早漏治療薬 を処方しています。
ポゼット
ポゼットは、ダポキセチンを主成分とする早漏治療薬「プリリジー」のジェネリック薬品です。平均で4倍ほどの勃起持続効果が認められています。
ポゼットに含まれるダポキセチンは、SSRIという薬剤に分類されます。
SSRIとは、Selective Serotonin Reuptake Inhibitor(選択式セロトニン再取り込み阻害薬)の略称で、一般的にはうつ病などの精神疾患に用いられています。
SSRIのなかで早漏治療薬としての適応があるのは、ダポキセチンだけです。
ダポキセチンは、服用することで神経伝達物質であるセロトニンの量を増加させます。
これにより、相対的にアドレナリンの量が少なくなるため、過度な興奮を解消して射精までの時間を長くすることができるのです。
ダポキセチンは、服用してから1時間~1時間半ほどで効果が表れ、2~5時間持続します。そのため、性行為の概ね1~3時間ほど前に服用すれば、十分な効果を期待できるでしょう。
また、食事の影響は受けないため、ポゼット単体で服用する場合、食事に気を付ける必要はありません。
リドスプレー
リドスプレーは、局所麻酔薬として使用されているリドカインを主成分とした早漏防止用スプレーです。
リドカインによる麻酔効果で感度が低下するため、早漏改善効果が期待できます。
リドスプレーの使用方法はシンプルです。
リドスプレーをペニスに噴霧し、10~20分ほど経ってからシャワーで軽く洗い流します。
1本で10~15回分使用でき、噴霧後の効果持続時間は、2時間程度です。
ただし、リドスプレーを洗い流さずに性行為に及んだ場合、パートナーの感度が落ちてしまう可能性があるので注意しましょう。
ED治療薬を服用する
ED治療薬は、早漏の治療にも効果があると言われています。
実際に、早漏の男性を対象とした研究では、8週間のED治療薬の服用で、平均挿入時間が3.9分アップしたというデータがあります。
また、この研究ではED治療薬の服用をやめてから4週間経過後も、早漏が改善されたことが報告されています。
そのため、早漏改善にED治療薬を服用するのも効果的な方法の一つと言えます。
早漏治療薬とED治療薬の併用療法により、相乗効果による早漏改善も期待できます。
ただし、早漏改善薬やED治療薬を自己判断で服用するのはやめましょう。
必ず医師の診察を受け、適切な治療薬を処方してもらうようにしてください。
包茎治療をする
勃起しても亀頭が完全にむき出せない状態を、包茎と言います。
過敏性早漏の場合、この包茎が早漏の原因の一つとなっている可能性があり、包茎治療を行うことで早漏改善につながる場合があります。
包茎の治療方法としては、手術が一般的です。
余分な包皮を切って縫合するやり方が主流で、局所麻酔で20~30分ほどの短時間の手術での治療が可能です。
また、最近では薬剤を使用した切らない包茎治療を行っているクリニックもあります。
性行為中の早漏対策5つ
早漏は、性行為中の対策で改善できる可能性もあります。
そこで続いては、性行為中に実践できる具体的なやり方を5つ紹介します。
深呼吸でリラックスする
性行為中は、焦らずリラックスすることを心がけましょう。
リラックスした状態で挿入することで、性的刺激を抑えることができます。
また、早漏対策としては、挿入後すぐに動かないのがポイントです。
挿入した直後はどうしても敏感になるので、少しの刺激で過剰に反応してしまうことがあります。
挿入後しばらくは動かさず、刺激にペニスが慣れてから動かすようにすると、早漏を防ぐことにつながります。
体位を変えてみる
少しでも射精のタイミングを遅らせるためには、性行為中に体位を変えてみるのもおすすめです。
例えば、男性上位の正常位よりも女性上位の正常位や後側位(寝バック)、座位などの体位のほうが、ペニスへの刺激が少なく、射精しにくいと言われています。
また、性行為中に体位を変えることで、マンネリ解消にも効果が期待できます。
パートナーにも喜んでもらえるので、一石二鳥です。
骨盤底筋に力を入れる
早漏対策としては、性行為中にも骨盤底筋に力を入れることを意識しましょう。
普段からゲーゲル体操で骨盤底筋を鍛えていれば、意識する箇所もわかるようになるはずです。
射精しそうになったら自分の肛門や筋肉に意識を向けるようにすると、性的興奮を抑えることにもつながります。
前戯に時間をかける
パートナーに満足してもらうために、前戯に時間をかけるのも早漏対策の一つです。
仮に挿入から射精までの時間が短かかったとしても、前戯をしっかり行えば女性側の満足度は高くなります。
また、前戯中に勃起状態を維持しておくことで十分な硬さが保たれ、射精までの時間が長くなる可能性もあるでしょう。
厚手のコンドームをつける
過敏性早漏の方は、厚手のコンドームをつけることでペニスへの刺激が抑えられるため、早漏改善につながる可能性もあります。
実際に、早漏対策コンドームも市販されていて、使用者からは「いつもよりも射精までの時間が長くなった」と言うクチコミが寄せられています。
早漏の予防法
今は早漏ではないという男性も、今後のために予防法を知っておくことは大事なことです。
続いては、今すぐに実践できる早漏の予防法について紹介します。
食事・食べ物を意識する
早漏を予防するためには、食生活に気を配ることが大切です。
例えば、セロトニンを効率よく生成するために欠かせない「トリプトファン」という必須アミノ酸や、エネルギー源として欠かせない「炭水化物」は、早漏予防のために積極的に摂取したい栄養素の一つです。
【トリプトファンが豊富な食べ物】
- バナナ
- 卵
- 赤身肉(レバーなど)
- 大豆製品
- 乳製品
- ナッツ類
【炭水化物を効率よく摂取できる食べ物】
- 穀物類
- 麺類
- 芋類
また、牡蠣やうなぎなど、一般的に「精力がつく」と言われている食べ物を取り入れるのもおすすめです。
このような食べ物には、男性ホルモンの分泌を促す効果が期待できるため、早漏予防につながります。
睡眠の質を高める
睡眠不足は自律神経のバランスを乱すため、早漏の原因となってしまうことがあります。
早漏の予防と改善のためには、十分な睡眠をとること、睡眠の質を高めることも重要です。
また、ストレスを溜め込まないために適度な運動を心がけるなど、生活習慣を改善することも効果的でしょう。
自慰行為を見直す
早漏を予防するには、普段の自慰行為のやり方も見直す必要があります。
例えば、お尻の穴が開いた脱力状態で自慰行為を行うと、骨盤底筋が弱まってしまう可能性があります。
骨盤底筋は勃起状態の維持に欠かせない役割をはたしているので、自慰行為の際にもお尻の穴を締めて力を入れることを意識するようにしましょう。
また、自慰行為をサクッと終わらせている方も注意が必要です。
日常的にすぐに射精することを繰り返していると、性行為中にも射精を我慢できなくなってしまいます。
自慰行為でも、できるだけ長く勃起状態を維持することを意識しましょう。
前述したスクィーズ法を試してみるのもおすすめです。
早漏は改善できる!オンライン診療で医師に相談しよう
早漏は、男性にとって大きな悩みの一つであり、当院にも、射精のタイミングを上手くコントロールできないこと、予想より早く射精してしまうことなどにお悩みの方が多くご来院されます。
しかし、それらは改善できないお悩みではありません。
早漏は、適切な治療薬の服用やトレーニング、食事や生活習慣の見直しによって、改善できる可能性が高い症状の一つなのです。
早漏治療で治療薬の服用を希望される場合、専門クリニックを受診して、医師に処方してもらうことが必要です。
医師と顔を合わせて診察をしてもらうことに抵抗があるという方は、ユニティクリニックのオンライン診療(電話診療)をぜひご利用ください。
ユニティクリニックのオンライン診療では、10分程度のお電話のみですぐに治療薬の処方が可能です。
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早漏は適切な治療を受ければ治すことができます。是非お気軽にご相談ください。
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