2025/6/19

AGAは自力で治せる?セルフケア方法や治療法を紹介

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AGA(男性型脱毛症)は、進行性の脱毛症であり、多くの男性が悩む身近な問題です。「まだ初期だから自分で何とかできるのでは?」「病院に行く前にセルフケアで改善したい」と考える方も多いのではないでしょうか。

この記事では、AGAを自力で治すためのセルフケア方法や、症状に応じた治療法についてわかりやすく紹介します。
薄毛の進行を食い止めるために、まずは正しい知識を身につけましょう。

AGA(男性型脱毛症)とは

AGAとは、「Androgenetic Alopecia(アンドロゲネティック・アロペシア)」の略称で、日本語では「男性型脱毛症」と呼ばれます。額の生え際や頭頂部から徐々に髪が薄くなるのが特徴で、日本人男性の約3人に1人が発症するとされています。

AGAの主な原因は、男性ホルモンの一種「ジヒドロテストステロン(DHT)」です。DHTは、体内のテストステロンが「5αリダクターゼ」という酵素によって変換されることで生成されます。
毛根にある細胞に作用して髪の成長期を短くするため、髪が太く長く育つ前に抜け落ちてしまい、薄毛が進行するのです。

また、AGAは遺伝の影響も大きく、特に母方の家系に薄毛の人が多い場合は発症リスクが高くなります。
生活習慣やストレス、食生活の乱れも発症を促進する要因となるため、セルフケアによる予防も重要です。

AGAは、一度発症すると自然に治ることはありません。
進行を抑えるには早期の対策が不可欠です。

「AGAを自力で治したい」と考える方は、まずはこのメカニズムを正しく理解したうえで、生活改善やケア方法を実践することが第一歩となるでしょう。

AGAは自力で治せる?

結論から言えば、AGA(男性型脱毛症)を完全に自力で治すことは難しいとされています。
なぜなら、AGAの主な原因である「ジヒドロテストステロン(DHT)」は、生活習慣の改善だけでは抑えきれないためです。
また、AGAは遺伝的要因も大きく関与しています。

ただし、生活習慣を整えることは無意味ではなく、薄毛の進行を遅らせる効果は期待できます。

例えば、以下のようなセルフケアが有効です。

  • バランスの良い食事(ビタミンB群、亜鉛、タンパク質など)
  • 睡眠の質を高める(成長ホルモンの分泌を促進)
  • ストレスを減らす(ホルモンバランスの安定化)

市販の育毛剤やシャンプー、サプリメントも補助的な役割は果たしますが、医学的な根拠に基づいた効果は限定的です。

本格的にAGAの改善を目指すなら、専門クリニックでの診察を受けることを検討しましょう。
AGAは早期の受診が非常に重要なため、薄毛が気になる方は今すぐクリニックを受診してください。

AGA対策におすすめのセルフケア方法

AGA(男性型脱毛症)は進行性の脱毛症であり、根本的な改善には医療機関での治療が必要です。
ただし、日常生活の中でセルフケアを取り入れることで、進行を遅らせたり、治療の効果を高めたりすることは十分に可能です。

ここでは、「AGAを自力で治したい」「できるだけ進行を食い止めたい」と考える方に向けて、今日から始められる具体的なセルフケア方法を紹介します。
食生活・運動・ストレス管理・睡眠・頭皮ケアなど、複数の側面からアプローチしていくことが大切です。

食生活の改善

毎日の食事は、髪の成長や頭皮環境に大きな影響を与えます。髪は主にケラチンというタンパク質からできており、その合成や毛根の健康にはさまざまな栄養素が必要です。
栄養が不足すれば、髪の成長はスムーズに行われず、抜け毛が増える原因にもなります。

以下は、AGA対策に特に効果的とされる栄養素と、それを多く含む代表的な食材です。

栄養素 役割 多く含まれる食材
タンパク質 髪の主成分ケラチンの材料となる ・肉
・卵
・大豆製品 など
亜鉛 育毛サイクルを整える ・牡蠣
・レバー
・牛肉
・ナッツ類 など
ビタミンB群 頭皮の代謝や毛母細胞の活性化をサポートする ・豚肉
・納豆
・玄米
・卵
・バナナ など
ビタミンC 頭皮の健康や髪の成長をサポートする ・柑橘類
・ピーマン
・ブロッコリー
・キウイ など
ビタミンE 抗酸化作用により頭皮の健康を保ち、毛髪の成長をサポートする ・ナッツ類
・アボカド
・オリーブオイル
・うなぎ など
オメガ3脂肪酸 血流改善や頭皮の炎症予防に役立つ ・サーモン
・マグロ
・亜麻仁油 など
鉄分 毛根への酸素供給をサポートする ・赤身肉
・ほうれん草
・レバー

これらをバランスよく摂取することが、髪の成長サイクルを正常に保つ鍵となります。
サプリメントで補う方法もありますが、可能であればまずは食事からの摂取を心がけましょう。

適度な運動

AGAの進行を抑えるには、栄養だけでなく血流の改善も重要です。
適度な運動を習慣にすることで、頭皮への酸素や栄養の供給がスムーズになり、毛根の健康を保ちやすくなるでしょう。

特にウォーキングやジョギング、サイクリングといった有酸素運動は、全身の血行を促進するだけでなく、発汗によってジヒドロテストステロン(DHT)などの老廃物を体外に排出する効果が期待できます。

さらに、運動はストレスの軽減にもつながり、ホルモンバランスを安定させる点でもAGA対策に有効です。
週に3〜5回、1回30分程度を目安に、無理のない範囲で続けましょう。

質の良い睡眠

運動と同様に、質の良い睡眠もAGAの予防と改善に欠かせない要素の一つです。

睡眠中には、髪の成長を促す成長ホルモンが分泌され、毛母細胞の働きを活性化させます。また、自律神経が整うことで頭皮の血流がよくなり、ホルモンバランスも安定するため、髪にとって良い環境が整いやすくなるのです。

特に、22時〜2時の間は成長ホルモンが最も多く分泌される「ゴールデンタイム」とされており、この時間帯にしっかりと眠れているかどうかが重要となります。

毎日6〜7時間以上の睡眠を確保し、就寝前にはスマートフォンの使用やカフェインの摂取を避けるなど、眠りの質を高める工夫も取り入れましょう。

ストレス管理

AGAのセルフケアにおいては、ストレスを溜め込まないことも非常に大切です。
強いストレスが続くとホルモンバランスが乱れ、抜け毛が増える原因になります。

さらに、血行が悪化し頭皮への栄養供給が滞ったり、皮脂の分泌が増えて毛穴詰まりを引き起こしたりと、頭皮環境にも悪影響を及ぼすでしょう。

ストレスをため込まないためには、趣味やリラクゼーション、軽い運動、質の良い睡眠を習慣づけることが大切です。
自分にとって心地よいと感じる時間を意識的に持つことが、心身のバランスを保ち、AGA対策にもつながります。

頭皮ケア

AGAを自力で抑えるためには、髪の土台である頭皮のケアも欠かせません。

例えば、頭皮マッサージは血行を促進して毛根への酸素や栄養供給をスムーズにし、ストレスの軽減にも役立ちます。

また、育毛シャンプーを使って余分な皮脂や汚れを取り除き、清潔な頭皮環境を保つことも大切です。
保湿成分や血行促進成分が含まれたシャンプーを選ぶことで、発毛しやすい状態をサポートできるでしょう。

日々のケアを積み重ねることで、治療効果を高める土台が整っていきます。

AGAは自力で治せない!おすすめの治療法

AGA(男性型脱毛症)の症状を根本から改善するには、医学的な治療が必要です。

食生活や頭皮マッサージなどのセルフケアでは進行を遅らせることはできても、抜け毛の原因そのものを止める効果は限られています。

ただし、毛根がまだ死んでいない段階で適切な治療を始めれば、発毛効果が得られる可能性は十分あります。
そのため、「最近抜け毛が増えてきた」「つむじが目立ってきた」と感じた時点で、できるだけ早めにAGA専門のクリニックに相談することが大切です。
ここでは、実際に医療機関で用いられる代表的なAGA治療について紹介します。

内服薬

AGA治療の中心となるのが、以下の2種類の内服薬です。

薬剤名 特徴
フィナステリド 5αリダクターゼという酵素の働きを抑制し、DHTの生成を防いで抜け毛を抑える
デュタステリド フィナステリドよりも強力に5αリダクターゼを阻害し、約1.6倍の発毛効果が期待される

これらの薬は、日本皮膚科学会のAGA診療ガイドラインでも「推奨度A(強く勧める)」に位置づけられており、医学的にも信頼性の高い治療法とされています。

外用薬

外用薬では「ミノキシジル」が最も一般的です。

ミノキシジルは血管を拡張し、頭皮の血流を改善することで毛根への栄養供給をサポートし、発毛を促します。
そのため、抜け毛を防ぐ「守り」の内服薬と異なり、「攻め」の治療薬としても知られています。

市販の発毛剤にも含まれている成分ですが、クリニックで処方されるタイプは濃度や処方指導が異なり、より効果的な使い方が可能です。
なお、ミノキシジルもガイドラインで「強く推奨」されている薬剤です。

ミノキシジルの効果を高めるには、内服薬と外用薬を併用することが基本とされており、特に進行が進んでいる場合は早期の併用治療が推奨されます。
継続的な使用が前提となるため、医師と相談しながら無理のない治療プランを立てることが大切です。

AGAを自力で治すのは難しい!AGA専門クリニックに相談しよう

AGA(男性型脱毛症)は、セルフケアだけで完治を目指すのは非常に難しい症状です。
生活習慣の改善や頭皮ケアは進行を緩やかにする効果はあるものの、抜け毛の根本原因であるホルモンや遺伝には医学的な治療が必要です。

特に、毛根が生きている初期段階での治療開始がカギとなります。
少しでも薄毛や抜け毛が気になり始めたら、自己判断せず、まずはAGA専門クリニックに相談してみましょう。

ユニティクリニックでは、スマートフォンから気軽に受診できる音声のみのオンライン診療で、 AGA治療薬の処方を行っております。
オンライン診療の予約は専用フォームから最短1分ほどで完了するため、忙しい方にもおすすめです。

将来後悔しないためにも、早めの一歩が何よりも大切です。
信頼できる医療機関のサポートを受けながら、 AGA治療をスタートしてみませんか。

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監修者

院長 髙嶋 政浩

平成元年杏林大学医学部医学科卒業
平成元年杏林大学医学部附属病院
平成8年西部総合病院皮膚科・形成外科部長 就任
平成12年大手美容外科クリニック
令和3年ユニティクリニック

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