2025/11/12
男性更年期障害とEDのアンチエイジング治療について徹底解説

- 男性更年期障害によるEDへの従来の治療法
1.男性更年期障害(LOH症候群)とは
2.男性更年期障害の一般的特徴
(1)発症時期 (2)発症原因 (3)主な症状
3.男性更年期障害とED
(1)男性更年期障害によるEDの発症原因
(2)従来からの治療法 - 男性更年期障害によるEDへの新しい治療法
4.低用量タダラフィルによる性機能アンチエイジング
(1)作用メカニズム (2)期待できる効果 (3)服用方法と副作用
5.衝撃波治療「レノーヴァ」による性機能アンチエイジング
(1)治療の仕組み (2)期待できる効果 (3)メリット (4)注意点
6.陰圧式勃起補助具「ビガー2020」による性機能アンチエイジング
(1)ビガー2020の仕組みと効果 (2)期待される効果 (3)安全性と注意点 (4)使用方法
7.エクソソームクリーム「エクステム」による性機能アンチエイジング
(1)性機能向上への期待 (2)ED改善効果 (3)男性更年期障害改善効果 (4)アンチエイジング効果への期待 (5)使用方法と製品の特長
8.メトホルミンによる性機能アンチエイジング
(1)メトホルミンとアンチエイジング (2)メトホルミンの「肥満(メタボ)によるED」改善への期待 (3)進行中の臨床試験 (4)注意点 - 当院の多角的ED治療
9.ED治療における根本治療の重要性 10.当院の多角的ED治療メニュー - 当院診療のメリット
11.まとめ買い優待制度 12.再診お薬お渡し時間短縮メリット - 《最後に》
- 《出典》
Ⅰ.男性更年期障害によるEDへの従来の治療
1.男性更年期障害(LOH症候群)とは
男性更年期障害とは、主に加齢に伴う男性ホルモン(テストステロン)の減少によって引き起こされる、身体的・精神的・性機能に関連するさまざまな症状のことです。医学的には「LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)」と呼ばれています。2.男性更年期障害の一般的特徴
(1)発症時期
一般的に40代から症状が出始め、40代後半から60代にかけて多く見られますが、30代で発症する人もいれば、60代以降に症状が出る人もいるなど個人差が大きいです。
(2)発症原因
男性更年期障害の主な発症原因は男性ホルモン(テストステロン)の減少です。この減少は加齢だけでなく、ストレスや生活習慣の乱れにも関係しています。
①男性ホルモン(テストステロン)の減少
男性ホルモンの分泌は20歳頃にピークを迎え、その後加齢とともに徐々に減少します。一般的に40代後半から症状を感じ始めることが多いですが、個人差が大きく、30代で発症する人もいれば、60代を超えてから症状が現れる人もいます。テストステロンは筋肉の維持、性機能の促進、精神的安定に重要な役割を担っており、その減少が体力の低下、性欲減退、集中力の欠如といった様々な症状を引き起こします。
②ストレス
ストレスを感じると抗ストレスホルモンが分泌され、テストステロンの原料となるホルモンの生成が妨げられ、テストステロンの分泌量が減少します。そのため重度のストレスや環境の変化・過労や人間関係不調は、男性ホルモンの急激な減少を招き、男性更年期障害の症状を顕著にすることがあります。ストレスは男性ホルモンの分泌量を減少させるだけでなく、自律神経の乱れも引き起こし、倦怠感、集中力の低下、イライラといった症状を悪化させる可能性があります。
③生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れもテストステロンの減少を加速させる要因となります。特に、以下のような習慣が挙げられます。
・運動不足:コロナ禍での通勤減少による運動不足が男性更年期障害の治療に訪れる人を増やす原因の一つとされています。
・睡眠不足:睡眠の質の低下は男性ホルモンに影響を与える可能性があります。
・食生活の乱れ:バランスの悪い食事もホルモンバランスに影響を及ぼすことがあります。
・喫煙と過度な飲酒:これらは男性ホルモンの生成に影響を与え、内臓脂肪の増加や勃起不全(ED)の原因にもなり、他の病気のリスクも高めます。
④自律神経の乱れ
ストレスや不規則な生活によって自律神経が乱れると、倦怠感、集中力低下、イライラなどの精神的な症状が現れ、男性更年期障害のリスクを高めます。
⑤特定の薬剤
一部の精神科領域の薬や胃薬がテストステロンの量を低下させることがあります。
(3)主な症状
男性更年期障害の症状は個人差が大きく、精神的な不調(不安、倦怠感、不眠など)、身体的な不調(頭痛、発汗など)、性機能の低下など多岐にわたります。これらの症状は、糖尿病や肥満、骨粗しょう症、心血管疾患などのリスクにも関連することが研究で示されています。特に、心血管疾患では、勃起不全(ED)が、心血管疾患の前兆として現れることもあります。
症状は多岐にわたりますが、性機能関連症状、身体症状、脳関連症状、の3つに大きく分けられます。
| 症状の種類 | 具体例 |
|---|---|
| 性機能関連症状 | 性欲低下、勃起不全(ED)、性的満足感の減少 |
| 身体症状 | 疲れやすさ、肩や腰の痛み、突然の汗、寝汗、筋力低下、動悸、めまい、頭痛、頻尿、多汗など |
| 脳関連症状 | 【認知機能の低下】記憶力、判断力、理解力の低下がみられることがあります。認知症のリスクを高める可能性も指摘されています。 【精神的な不調】不安感、イライラ、うつ症状、集中力の低下、意欲の減退、不眠などが起こりやすくなります。 重症化すると、うつ病やパニック障害に発展することもあります。 【自律神経の乱れ】男性ホルモンの減少やストレス、不規則な生活習慣によって自律神経のバランスが崩れることがあります。自律神経の乱れは倦怠感、集中力低下、イライラなどの症状を引き起こし、これらは男性更年期障害の症状と重なる部分が多いです。 |
これらの症状は、日常生活における不調や他の病気と似ているため、気づかずにいることも少なくありません。
3.男性更年期障害とED
男性更年期障害とED(勃起不全)には深い関係があります。男性更年期障害は、加齢に伴う男性ホルモン(テストステロン)の低下が主な原因で、EDはその症状の一つとして現れることがあります。
(1)男性更年期障害によるEDの発症原因
EDは男性更年期障害の代表的な症状の一つです。加齢によるテストステロンの低下は性欲に大きく関与しており、性欲が大きく低下している場合にはED治療薬の効果が得られにくいこともあります。ただし、男性更年期障害によるEDの原因はテストステロンの低下だけではなく、以下のような複合的な要因によっても引き起こされます。
・加齢
・生活習慣病(高血圧、糖尿病、心臓病など)
・喫煙、肥満
・心理的ストレス、慢性的な疲労
・脳や脊髄の病気
・薬剤の影響(一部の精神科領域の薬や胃薬)
男性更年期障害が起こりやすい40〜60代は、仕事や家庭での責任が大きくなる時期でもあり、このような精神的なプレッシャーや慢性的な疲労がED症状をさらに悪化させることがあります。
(2)従来からの治療法
男性更年期障害やそれに伴うEDの治療には、以下のような方法があります。
①テストステロン補充療法
・男性ホルモンが基準値を下回っている場合に、テストステロン製剤を注射(3〜4週間に1回程度)または塗り薬として使います。
・症状が強く、治療効果を早く感じたい方におすすめです。効果が出るまでに数日から数ヶ月かかることがあります。
・比較的若年者の場合、精巣機能の低下や精巣萎縮、妊孕性への影響をきたす可能性があるため注意が必要です。
②ED治療薬
勃起不全・ED症状がある場合に処方されますが、直接的な性欲増進作用はありません。また、EDは生活習慣病の前触れである可能性もあるため、ED症状を感じたら早めに泌尿器科・男性専門EDクリニックを受診することが推奨されます。
しかし、近年の研究では、「低用量タダラフィル(シアリス)の毎日服用」が血中テストステロン値を上げることが分かっています。
③HCG注射
自身の精巣を活性化させてテストステロンの分泌を促す治療法です。精巣機能の低下や精巣萎縮などの副作用の心配が少ないとされています。
④漢方薬
男性ホルモン補充療法の補助として、症状や体質に合わせて漢方薬が用いられることがあります。
【補中益気湯(ほちゅうえっきとう)】疲労感や胃腸不調の場合に用いられます。
【柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)】神経の高ぶりを鎮め、心と体の状態を整える効果が期待できます
【八味地黄丸(はちみじおうがん)】体の冷えを伴う夜間頻尿や性機能の衰えなどに改善効果が期待されます。
【六味地黄丸(ろくみじおうがん)】のぼせを伴う夜間頻尿や性機能の衰えなどに改善効果が期待されます。
【半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)】どのつかえ感や吐き気、気分がふさぎがちな場合に改善効果が期待されます。
⑤その他の薬剤
【抗うつ薬・抗不安薬】憂うつ気分や不安感、不眠などの精神症状が強い場合に、精神科医と相談して処方されることがあります。ただし、一部の抗うつ薬はテストステロンを減少させる可能性があるため注意が必要です。
【睡眠薬】不眠症の改善に役立ちます。
【プラセンタ療法】プラセンタ療法は、胎盤から抽出された有効成分を使い、様々な疾患や美容の改善に役立てる治療法です。胎盤には、胎児の成長に必要なアミノ酸、タンパク質、成長因子、ビタミン、ミネラルなど多様な生理活性物質が豊富に含まれています。これらの成分が複合的に作用し、細胞の活性化や組織修復を促すと考えられています。テストステロン補充療法で効果が不十分な場合や、ホルモンバランスが正常でも更年期症状がある場合などに使われることがあります。
⑥生活習慣の改善:ストレス管理、睡眠の質の向上、運動、食生活の見直しなどは、テストステロンの分泌を促し、症状回復につながります。
Ⅱ.男性更年期障害によるEDへの新しい治療

4.低用量タダラフィルによる性機能アンチエイジング
低用量タダラフィル療法は、主に勃起不全(ED)や前立腺肥大症の治療薬として使用される「タダラフィル(シアリス)」を低用量で毎日継続的に服用する方法です。この服用方法は、ED治療に加えてアンチエイジング効果も期待できると注目されています。
(1)作用メカニズム
低用量タダラフィルはPDE5阻害薬の一種で、体内で一酸化窒素(NO)のレベルを高めることで血管を拡張させます。これにより、特に陰茎だけでなく全身の血流が改善され、全身の細胞のアンチエイジング(若返り)効果が期待できます。
(2)期待できる効果
低用量タダラフィルを毎日服用することで、以下のような効果が期待されます。
①ED(勃起不全)の改善
性行為の直前に服用する高用量のタダラフィルとは異なり、毎日服用することで自然な勃起をサポートし、性行為・勃起への心理的不安の軽減が期待できます。
②男性更年期症状の改善
血清テストステロン値の増加が報告されており、男性更年期症状の改善にもつながる可能性があります。
③アンチエイジング効果
血管機能の改善、抗炎症作用、ホルモンバランスの調整などを通じて老化予防に役立つ可能性があります。血流が良くなることで、酸素や栄養素の供給が増加し、老化による組織機能の低下が抑制されると考えられています。特に、血管内皮細胞の若返りや動脈硬化の予防が期待されています。
④前立腺肥大症の症状緩和
前立腺の筋肉を弛緩させる作用や緊張を和らげる作用があり、頻尿や残尿感などの排尿障害の改善が期待できます。
⑤血糖コントロールの改善
糖尿病を合併しているED患者において、血糖コントロールが改善されたという研究報告もあります。
(3)服用方法と副作用
①服用方法
低用量タダラフィルは、一般的に2.5mgや5mgの量を毎日継続的に服用します。当院では、3.5mgを処方しています。
②副作用
高用量のタダラフィルに比べて、顔のほてり、頭痛、鼻づまりといった副作用が比較的少なく、軽度であることが特徴です。多くの場合、軽度で慣れてくることが多いとされており、継続に支障が出るケースは少ないと報告されています。ただし、心血管疾患のある方など、服用できない場合や注意が必要な場合があるので、必ず医師の診察を受けることが重要です。
③費用
ED治療目的の場合、費用は全額自己負担となります。低用量かつジェネリック医薬品を選択することで、費用を抑えることが可能です。
5.衝撃波治療「レノーヴァ」による性機能アンチエイジング
レノーヴァは、ED治療に使われる衝撃波療法のための最新機器で、イスラエルのダイレックス社が開発しました。世界70カ国以上で導入され、10万人以上の治療実績があり、世界的に注目されています。レノーヴァは、ED(勃起不全)の根本的な改善を目指す治療法です。血管の再生を促すことで、自然な勃起機能の回復が期待できます。ED治療薬を使用できない方も利用できます。
(1)治療の仕組み
レノーヴァは、陰茎に低出力の衝撃波を照射することで、体内で新しい血管が作られる「血管新生」を促します。これにより、陰茎海綿体への血流が増加し、勃起機能が改善されます。これは、言わば陰茎の血管の「アンチエイジング」とも言えます。
(2)期待できる効果
レノーヴァ治療によって、主に以下の3つの効果が期待できます。
①血管新生による血流改善
衝撃波が血管内側の細胞に働きかけ、血管の成長を促す因子が放出されます。これにより、新しい血管が作られ、陰茎の血流が改善します。
②自然な勃起機能の回復
血流が改善されることで、薬に頼らず、性的興奮や刺激に対して自然に反応できるようになります。
③EDの根本治療
従来のED治療薬が一時的な症状改善であるのに対し、レノーヴァは血管そのものの機能を改善するため、根本的な治療が期待できます。個人差はありますが、1回の治療で効果を感じる方もいます。一般的には、週に1回の治療を4回で1クールとしており、1クール終了後、数週間で効果が現れるとされています。治療効果は約2年間持続すると言われています。
(3)メリット
レノーヴァ治療には、いくつかの大きなメリットがあります。
①EDの根本治療への期待
血管そのものの機能を改善するため、根本的な改善が期待できます。
②重篤な副作用の心配が少ない
薬を内服しないため、薬による副作用(頭痛、ほてりなど)や身体的負担の心配がほとんどありません。
③痛みがほとんどない
基本的には、治療中は麻酔を使うことはなく、痛みを感じることは少ないとされています。
④ED治療薬が使えない方も治療可能
持病や服用している薬の関係でED治療薬が使えない方でも、レノーヴァであれば治療を受けられる可能性があります。
(4)注意点
レノーヴァは効果が期待される治療法ですが、以下のような点に注意が必要です。
①治療回数と期間
十分な効果を得るためには、週に1〜2回、合計4〜8回程度の治療を継続することが推奨されます。効果を実感するにはある程度の期間が必要な場合があり、すぐに効果が出ないと感じても途中で治療をやめないことが重要です。
②効果が出にくいケース
長年の生活習慣病などにより血管の動脈硬化が極度に進行している場合や、精神的な要因によるEDの場合、ホルモンバランスの乱れが原因の場合などは、効果が出にくいことがあります。
③生活習慣の見直し
治療後も喫煙や過度な飲酒、不健康な食生活を続けると、血管にダメージが蓄積し、効果が損なわれる可能性があります。生活習慣の見直しも大切です。
6.陰圧式勃起補助具「ビガー2020」による性機能アンチエイジング
ビガー2020は、筒状のシリンダー内に陰茎を入れ、ポンプで空気を吸引し、陰圧(真空状態)にすることで陰茎に血液を流入させる陰圧式勃起補助具です。これにより、勃起をサポートし、ED(勃起不全)の改善に役立ちます。厚生労働省に管理医療機器として認可された日本で唯一の製品であり、日本性機能学会・日本泌尿器学会編集「2025年男性性機能障害診療ガイドライン」にも掲載された正規の治療器具です。ED治療薬を使用できない方も利用できます。
(1)ビガー2020の仕組みと効果
ビガー2020は、筒状のシリンダー内に陰茎を入れ、ポンプで空気を吸引し、陰圧(真空状態)にすることで陰茎に血液を流入させます。これにより、勃起をサポートし、ED(勃起不全)の改善に役立ちます。
(2)期待される効果
①即効性
使用後すぐに勃起状態を実現でき、ED治療薬のように服用してから効果を待つ必要がありません。
②性機能のアンチエイジング
定期的な使用により、陰茎の血流改善、血管の抗酸化作用、海綿体の柔軟性維持などが期待でき、性機能のエイジングケアにつながります。
③性機能改善
勃起トレーニングとして繰り返し使用することで、陰茎の線維芽細胞が増殖し、血管拡張が促進され、根本的な勃起機能の向上が期待できます。
④併用効果
ED治療薬との併用も可能で、より高い勃起力アップの相乗効果が期待できます。また、血管性EDの根本改善を目的としたリハビリとしても使用できます。
(3)安全性と注意点
ビガー2020は厚生労働省に正式に認可された医療機器であり、安全性と有効性が国によって保証されています。主な特徴と注意点は以下の通りです。
①副作用のリスク
ED治療薬に比べると副作用のリスクは低いとされていますが、軽度の副作用が発生する可能性もあります。
②操作性
手動ポンプで簡単に操作でき、年齢を問わず誰でも容易に使用できるよう設計されています。
③耐久性
耐久性試験も行われており、安心して長期的に使用できます。
④使用時間
真空状態は15分以上、根元に装着するリングは30分以上続けないように注意が必要です。陰茎が虚血状態になるのを防ぎ、内出血のリスクを避けるためです。
(4)使用方法
ビガー2020の一般的な使用方法は以下の通りです。
・シリンダーにパッキンとポンプを装着します。
・陰茎とパッキンの内側に専用ローションを塗布します。
・陰茎にリングを装着します。
・リラックスした状態で陰茎をシリンダーに入れ、パッキンの穴に亀頭を当てます。
・ポンプをゆっくり操作し、陰圧をかけて陰茎への血流を促し、勃起状態にします。
・勃起したら、シリンダーをパッキンから取り外します。
・パッキンを広げながら陰茎を抜きます(根元にリングが残った状態)。
7.エクソソームクリーム「エクステム」による性機能アンチエイジング
エクステムは、超高濃度ヒト幹細胞上清液(エクソソーム)を配合した男性用ケアクリームです。ED(勃起障害)の根本治療と男性更年期障害の改善の両方に効果が期待できるとされています。
(1)性機能向上への期待
エクステムは、EDや男性更年期障害の症状を改善し、性機能の向上をサポートすることが期待されています。
(2)ED改善効果
勃起に必要な神経や血管の再生を促すことで、EDの根本的な治療に繋がる可能性があります。使用者の70.8%が「朝立ちの回数が増加した」、75.0%が「勃起時の硬度が増加した」、62.5%が「勃起が持続するようになった」と回答しています。
(3)男性更年期障害改善効果
傷ついた組織を修復し、低下した精巣機能を回復させることで、男性ホルモンのバランス調整をサポートし、男性更年期障害の症状改善に役立つとされています。エクステムの使用により、テストステロン値の上昇も報告されています。
(4)アンチエイジング効果への期待
エクソソームクリーム「エクステム」は、性機能の改善だけでなく、全身的なアンチエイジング効果も期待されています。
【肌の若返り】コラーゲンの生成を促し、肌の再生をサポートする成分が含まれているため、シワやたるみの軽減、くすみ改善、肌の水分保持力の向上といった美肌効果が期待できます。
【全身の改善効果】エクソソームに含まれる様々な成長因子の働きにより、内臓や神経などの全身の機能改善にも役立つとされています。疲労回復や生活習慣病予防などの効果も期待されています。
(5)使用方法と製品の特長
エクステムは、陰嚢を中心にクリームを塗布することで使用します。陰嚢は皮膚が薄く吸収率が高いため、成分が効果的に作用すると考えられています。
①使用方法
1日1~2回(朝・夜)、約0.5g(人差し指第二関節程度)を陰嚢を中心にしっかりと塗布します。具体的には、陰嚢に70%、陰茎に25%、亀頭部に5%程度が推奨されています。
②品質
エクステムは、健康な日本人から採取された幹細胞を使用し、幹細胞から培養液の精製、クリームの製品化まで一貫して国内施設で製造されています。3種類のヒト幹細胞由来上清液(臍帯・歯髄・脂肪)が採用されています。
8.メトホルミンによる性機能アンチエイジング
メトホルミンは、2型糖尿病の治療薬として長年使用されてきましたが、近年、アンチエイジング効果が期待できるとして注目を集めています。
(1)メトホルミンとアンチエイジング
メトホルミンがアンチエイジングに寄与すると考えられる主なメカニズムは以下の通りです。
①活性酸素の抑制
メトホルミンは、活性酸素を除去するNrf2という転写因子を活性化させ、酸化ストレスによる細胞の損傷を軽減する可能性があります。酸化ストレスの軽減は、細胞の老化プロセスを遅らせる上で重要な要素です。
②炎症反応の抑制
メトホルミンは炎症反応を抑制する働きも持っており、これにより細胞の健康維持に貢献し、老化の進行を抑制すると考えられています。
③ミトコンドリア機能の改善
加齢によって低下するミトコンドリアの機能をメトホルミンが活性化させ、細胞のエネルギー生産を高める可能性があります。ミトコンドリアの機能改善は、細胞の健康と機能の向上に繋がり、老化の進行を抑制すると考えられています。
④AMPKの活性化
メトホルミンは、細胞内のエネルギーセンサーであるAMPK(AMP活性化プロテインキナーゼ)を活性化させます。AMPKの活性化は、脂肪合成の抑制や代謝の改善に繋がり、老化関連疾患の発症を遅らせる可能性があります。
⑤抗糖化作用
メトホルミンは、糖とたんぱく質が結合する糖化反応を阻害する効果も期待されています。糖化は肌の老化や生活習慣病の原因の一つとされており、糖化抑制はアンチエイジングに繋がります。
(2)メトホルミンの「肥満(メタボ)によるED」改善への期待
メトホルミンは、勃起不全(ED)の改善に効果が期待できる薬です。特に、インスリンが効きにくい「インスリン抵抗性」がある非糖尿病の男性(糖尿病を有さないメタボ男性)、または糖尿病の男性において、バイアグラ(シルデナフィル)などのED治療薬の効果を高める可能性を示唆する研究報告(※1)あります。
①インスリン抵抗性との関連
肥満の人は、インスリンが効きにくい「インスリン抵抗性」を持つことが多く、これがEDの原因の一つとなることがあります。インスリン抵抗性が高い状態では、血管を拡張させる一酸化窒素(NO)の産生が低下します。メトホルミンはインスリン抵抗性を改善することで、NOの産生を高め、EDの改善に繋がると考えられます。
②既存のED治療薬との併用
ED治療薬は、NOの働きを助け、血管を拡張して勃起を促します。メトホルミンとED治療薬バイアグラ(シルデナフィル)の併用により、インスリン抵抗性のあるED患者さんで、バイアグラ(シルデナフィル)単独では効果が不十分だった場合に、勃起機能が改善したという報告(※1)があります。メトホルミンがインスリン抵抗性を改善することで、ED治療薬の効果を高める相乗効果が期待できます。
(3)進行中の臨床試験(※7)
・メトホルミンのアンチエイジング効果については、多くの研究報告がされています。
・アンチエイジング目的での効果や最適な投与量、使用方法については、大規模な臨床試験が進行中です。
(4)注意点
・メトホルミンは糖尿病治療薬としては保険適用ですが、それ以外のアンチエイジング、メディカルダイエットなどの目的での使用は公的医療保険の適用外となる自由診療です。
・服用にあたっては、低血糖や乳酸アシドーシスなどの副作用や、他の薬との飲み合わせにも注意が必要です。特に、腎臓や肝臓に重い病気がある方、妊娠中の方などは服用できない場合があります。メトホルミンの服用を検討する際は、必ず医師に相談し、適切な医療機関で処方してもらうことが重要です。
Ⅲ.当院の多角的ED治療

9.ED治療における根本治療の重要性
従来は、ED改善と言えば「バイアグラなどのED治療薬の処方」一辺倒でした。しかし、近年は様々な医療技術の進歩により「薬に頼らない」「注射に頼らず塗るだけ」「アンチエイジング」などの新しい治療方法が開始され安全性も確認されています。こうした変化の中で、当院は、ED改善のために有効とされる下記の「多角的診療」を行っております。当院専門医に是非ご相談ください。
【根治療法と対症療法】
対症療法とは病気の表面的な症状を抑制・消失させることを目的とした治療法で、ある意味一過性の治療法です。根治療法とは病気そのものを完全に治すことを目的とした治療法で、一番望ましい治療法です。
【ED治療の根治療法と対症療法】
ED治療では性行為時の確実な勃起が注目されるため、性行為時の一時的勃起という「対症療法」が重視されがちです。しかし、加齢による老化に伴い男性性機能も低下するため、対症療法による勃起効果も低下する可能性があります。そのため、加齢などによる勃起力低下を中長期的に抑制・改善するための「根治療法」の併用が必要になります。
10.当院の多角的ED治療メニュー多角的診療の詳しい内容は→(※2)
当院では、ED薬治療だけではなく、最新の多角的ED治療によって、ED改善・陰茎増大・男性性機能アップ・アンチエイジング等の治療を行っております。複数の治療を併行した方が、確実で長期的な勃起効果増大が期待できます。
| 療法 | 根治療法(ビガーには対処療法の勃起即効効果もあり) | 対症療法 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 効果 | 長期的(ビガーは性行為時の一時的勃起の即効性あり) | 一時的 | |||||
| 併用する治療種類が多いほど 男性性機能の改善(若返り・アンチエイジング) が期待できます |
|||||||
| 服薬 | 服薬不用 | 服薬必要 | |||||
| 新旧 | 新しい多角的治療 | 従来治療 | |||||
| 治療 | 衝撃波治療 | 陰圧式勃起 補助具治療 |
エクソ ソーム 療法 |
アンチエイ ジング治療 |
メディカルダイエット療法 | サプリ メント 療法 |
ED薬 治療 |
| 機器薬剤等 | レノーヴァ | ビガー2020 | エクステム (エクソソームクリーム) |
低用量 タダラ フィル |
リベルサス メトホルミンルセフィ |
DHEA 亜鉛 |
バイアグラ レビトラ シアリス等 |
| 期待効果 | ED改善 陰茎若返り |
ED改善 陰茎若返り 陰茎増大 |
ED・AGA改善 性力増大 陰茎若返り 男性美容 |
ED改善 性力増大 若返り |
ダイエット 肥満原因 ED改善 |
ED改善 性力増大 |
ED改善 |
| 参照 | →(※3) | →(※4) | →(※5) | →(※6、7) | →(※8) | →(※9) | →(※10) |
(※2)→前立腺肥大症とEDの関係、多角的ED治療を徹底解説
(※3)→ED衝撃波治療「レノーヴァ(RENOVA)
→レノーヴァ(RENOVA)の徹底解説~有効性・料金・評判~
(※4)→「ビガー2020」(vigor2020)陰圧式勃起補助具
→ビガー(Vigor)2020を用いたトレーニングを徹底解説
(※5)→塗るタイプのED・アンチエイジング効果のエクソソーム療法(エクステム)とは
→エクソソーム「エクステム」を塗るだけのED・更年期治療を徹底解説
(※6)〈低用量タダラフィル〉
→低用量タダラフィル処方
→シアリス(タダラフィル)の毎日服用によるアンチエイジング効果を徹底解説
(※7)〈メトホルミン〉
→メトホルミンのアンチエイジング・美肌・抗がん作用について
(※8)→メディカルダイエットの最新コラム一覧、
リベルサス錠処方
メトホルミン処方 │ 効果・副作用・ダイエット作用と正しい飲み方
(※9)→DHEAとED治療薬の同時摂取の重要性を徹底解説、亜鉛はEDに効く?亜鉛とED薬の同時摂取について解説
(※10)→ED治療について
Ⅳ.当院診療のメリット

当院は、安全性・有効性・経済性に配慮した診療を目指しておりますが(※11)、特に患者様の経済的なご負担を軽減する経済性(治療費用の節約)に配慮しています。その一環として下記の優待制度を実施しております。
(※11)→安全性・有効性・経済性に配慮したバイアグラの入手方法を解説
11.まとめ買い優待制度
ED治療薬は長期間継続的に服用しますので「長期的な視点での支出負担軽減対策」が大切です。そのため、当院では、長期服用でまとめ買いされる患者様の負担軽減のために「まとめ買い優待制度」を実施(※12)を実施しています。患者様にとって、当院を受診いただく大きなメリットと言えます。
《お問い合わせ先》0120-123-527(上野院)、048-871-7302(大宮院)
《まとめ買い優待制度基本ルール》(海外ジェネリック薬の場合)
| 購入錠数 | 6錠 | 10錠 | 20錠 | 30錠~ |
|---|---|---|---|---|
| おまけ錠数 | +1錠 | +3錠 | +6錠 | 詳しくは →(※10) |
| 割引額(★) | 1,550円お得 | 4,650円お得 | 9,300お得 |
(★)バイアグラ海外ジェネリック(100㎎)1錠1,550円(再診価格)で計算
12.再診お薬お渡し時間短縮メリット
〔院内処方〕事前予約無しのご来院も歓迎です。医師の診療は5分程度です。処方薬は 院内で直ぐお渡しします。院内処方ですので、人目のある薬局で薬剤師から薬の説明を聞く必要はありません。急ぎのED薬購入が可能です。
〔再診お薬のみ処方〕当院では、診療時に1年間の診療計画を策定します。その後、体調の急変や処方薬に変更などがなく、診察をご希望されない場合、診察から1年間は診療計画に基づき、医師の診察なく、窓口で直ぐお薬をお渡しできます。急ぎのED薬購入が可能です。
《最後に》

当院は、10年以上の診療実績、100万件以上の診療件数があり、全国10院からなるユナイテッドクリニック・グループ(※13)を形成しております。ユナイテッドクリニック・グループでは豊富な治療経験に基づく安全性・有効性・経済性に配慮したED治療(※11)を目指しております。多角的なED治療(※2)によって、EDにお悩みの患者様に寄り添うことを目指しております。EDでお悩みの場合は、お一人で悩まず、当院の専門医師に、お気軽にご相談ください。また、「来院不要、診察料無料・即日受診・最短即日発送可能な、スマホでのオンライン診療」(※14)では、各種の優待制度で皆様のお問い合わせ・ご予約を心よりお待ちしております。
(※13)→法人概要
(※14)→オンライン診療(電話診療)、ED治療のオンライン診療とは?バイアグラやレビトラなど処方可能な治療薬も紹介
《出典、解説》
(※2)→前立腺肥大症とEDの関係、多角的ED治療を徹底解説
(※3)→ED衝撃波治療「レノーヴァ(RENOVA)
→レノーヴァ(RENOVA)の徹底解説~有効性・料金・評判~
(※4)→「ビガー2020」(vigor2020)陰圧式勃起補助具
→ビガー(Vigor)2020を用いたトレーニングを徹底解説
(※5)→塗るタイプのED・アンチエイジング効果のエクソソーム療法(エクステム)とは
→エクソソーム「エクステム」を塗るだけのED・更年期治療を徹底解説
(※6)〈低用量タダラフィル〉
→低用量タダラフィル処方
→シアリス(タダラフィル)の毎日服用によるアンチエイジング効果を徹底解説
(※7)〈メトホルミン〉
→メトホルミンのアンチエイジング・美肌・抗がん作用について
(※8)→メディカルダイエットの最新コラム一覧、
リベルサス錠処方
メトホルミン処方 │ 効果・副作用・ダイエット作用と正しい飲み方
(※9)→DHEAとED治療薬の同時摂取の重要性を徹底解説、亜鉛はEDに効く?亜鉛とED薬の同時摂取について解説
(※10)→ED治療について
(※11)→安全性・有効性・経済性に配慮したバイアグラの入手方法を解説
(※13)→法人概要
(※14)→オンライン診療(電話診療)、ED治療のオンライン診療とは?バイアグラやレビトラなど処方可能な治療薬も紹介
監修者
院長 髙嶋 政浩
| 平成元年 | 杏林大学医学部医学科卒業 |
|---|---|
| 平成元年 | 杏林大学医学部附属病院 |
| 平成8年 | 西部総合病院皮膚科・形成外科部長 就任 |
| 平成12年 | 大手美容外科クリニック |
| 令和3年 | ユニティクリニック |












