2024/10/2

バイアグラの割り方や保存方法について徹底解説

現在、医療現場では、錠剤分割・分割服用が行われています。そして、患者様の中には、「バイアグラを1錠服用すると効果や副作用が強すぎるので半分に割って服用したい」、「用量が大きいバイアグラ錠を購入し、半分に割って服用した方が経済的」などの理由で、医師の処方の下で、ご自宅でバイアグラを割って服用している方もいらっしゃいます。錠剤を分割する専用器具としては、様々な「ピルカッター」が、薬局、ネット通販、１００円ショップなどで販売されています。本コラムでは、「バイアグラを分割して服用」することについて、《医療現場での分割服用》の状況を説明し、次に《患者様による自宅での分割服用》についてメリット・注意点などを説明します。その後に、《分割服用を含む当院の診療メリット》を説明します。

１．医療現場での分割服用

【分割服用とは】

錠剤を半錠，あるいは 1/4 錠にするなどの調剤行為である「錠剤分割」は，薬剤師によって行われる重要な調剤行為の１つです。錠剤分割は、日本薬剤師会編「調剤指針」（※1）にも記載があり、保険診療における診療報酬ルール（※2）にも規定されている正規の調剤方法です。一方で、分割方法、分割器具による分割精度の薬学的検証（※3､4）も行われています。そして、多くの病院や保険薬局では錠剤の種類や形を問わず，錠剤分割が行われ、その分割された錠剤を患者様が分割服用しています。（※3､5）また、医師の指導の下で、患者様が自宅で錠剤分割して服用する場合もあります。（※4）

【分割服用の理由】

高価な新薬投入による患者様の経済的負担軽減のために、服用量の２倍以上の用量の錠剤を購入し、それを分割して服用し服用１回当りの薬剤費を節約する「分割服用（pill splitting）」が経済的理由として行われるようになりました。なお従来からは、患者様の体格になどに応じた用量に調節する臨床的理由からも行われていました。

【錠剤分割方法】

病院や保険薬局で行われている分割方法には、およそ以下の６タイプがあります。

（※1）→日本薬剤師会編, “調剤指針”第13改訂, 薬事日 報社, 東京, 2011, pp.93-94．

（※2）→日本ジェネリック製薬協会 ｜ 令和4年度（2022年度）診療報酬改定「自家製剤加算」 (jga.gr.jp)

（※3）→_pdf (jst.go.jp)

（※4）→_pdf (jst.go.jp)

（※5）→Microsoft Word - JETRO52.doc (med.or.jp)

２．バイアグラを分割服用するメリット

ED治療薬を半分に割るメリットは、以下のとおりです。

ED治療薬を半分にすると、体調に合わせて薬が飲みやすくなり、コストが抑えられます。

【薬の費用が削減できる】

バイアグラ50mgを半分に割って飲めば、1回あたり900〜1,100円ほどでバイアグラ25mg相当の効果を得られます。バイアグラ25mgは1錠1,300〜1,800円ほどなので、
50mgを割って飲んだほうがお得になります。1錠を半分に割ると、2回に分けて服用できるため、経済的なメリットが生まれます。性行為の機会が多く、バイアグラなどED治療薬の服用頻度の高い方の場合、特に経済的メリットを感じやすいでしょう。

【体調に合わせて用量を調整できる】

〔具体的調整例〕
体調については良好な時と不調な時の波があり、勃起・副作用についても強弱が発生します。当院では、厚生労働省のルールに従い、バイアグラは100mg、50mg、25mgの処方が可能です。当院では医師の判断に基づき100mgのバイアグラの処方を推奨しています。100mgの処方が可能であれば、勃起に不安のある時は100mgを服用し、不安のない時、または体調不良などから副作用が不安な時は、半分に割って低用量50mg相当バイアグラとして服用するという調整が可能です。

〔複数錠同時服用の注意点〕
バイアグラ100mgを割って低用量にして服用する場合は持病などを考慮して医師が処方していますので安全です。しかし、逆の場合、つまり、持病などから25mgが限度と医師が判断して25mgを処方されている場合、患者様の判断で2錠にして50mg服用、4錠服用して100mgとして同時服用することは処方限度を超え、副作用の発生リスクがあります。患者様の自己判断で複数錠同時服用は避けましょう。

【飲みやすい大きさに調整できる】

バイアグラ錠剤は大きくて飲み込みにくいという方は、半分に割ることで飲み込みやすくなります。バイアグラ25mg1錠よりも、バイアグラ50mgを半分に割ったほうがサイズは小さく服用しやすくなります。しかし表面のコーティングが取れることで苦みや匂いが出て、かえって飲みにくくなる可能性もあります。

３．バイアグラを分割服用する際の注意点

【分割服用の効果と注意点】

基本的には、バイアグラ100mgを半分に割れば50mg、50mgを半分に割れば25mgに相当する効果が発揮されます。また、バイアグラは用量100mg、50mg、25mgで効果の持続時間は大きく変わらないとされていますが、効果の強さ（勃起の硬さ）は低容量ほど弱まります。しかし、半分に割った残りを後日飲む場合は、半分相当の効果が出るかは自己責任となります。バイアグラを割ると品質の劣化が進み、本来の半分の効果を発揮できない可能性がありうるため、品質劣化を抑制する下記に述べる【服用方法】【保管方法】に注意が必要です。

【分割服用の副作用と注意点】

バイアグラを半分に割ると副作用は弱まりますが、副作用の強さや発症率が同様に半分になるとは限りません。割り方によっては有効成分の用量が均等に分割されず、バラツキが生じ、副作用の強さや発現率は、必ずしも分割されたバイアグラの用量と比例するとは限らないためです。副作用の発生については、分割後は症状が軽減するとの安易な判断は避け、分割前と同様にご注意ください。

【分割服用の注意点】

バイアグラを半分に割る際には、次の2点に注意しましょう。

〔割った残り分は品質劣化が進む〕
割った残りの分は、断面が空気に触れ、品質劣化が進みます。品質が劣化すると効き目が弱まったり、副作用が出やすくなったりする懸念があります。

〔苦み・匂いが出る可能性がある〕
バイアグラを半分に割ると、苦みや匂いが出る懸念があります。本来は薬自体の苦みや匂いが出ないようにコーティングされていますが、割ると断面部分から薬が溶け出して苦みや匂いを感じる場合もあるからです。

【分割服用の保管方法と注意点】

バイアグラを半分に割った残りは外気や湿気に触れると劣化しやすくなるため、以下の対策が必要です。

【分割服用方法の注意点】

上記の保存方法を実施しても劣化は進みますので、1～2週間前後の保存であればまだ分割服用許容範囲ですが、数ヶ月も寝かされた状態のものは服用せずに廃棄したほうが無難です。

４．自宅でのバイアグラの分割の仕方

上述した病院・保険薬局で行われている薬剤分割方法には、「スパーテル分割」「自動分割」など専門性が高い方法もあるため、個人が自宅で薬剤分割する際に使える方法を選ぶ必要があります。医師の処方の下で自宅で手軽に薬剤分割する器具として「ピルカッター」「ハサミ」「カッター」があります。

5．当院の優待制度メリット

当院は、特に患者様の長期的なED治療薬服用による支払い負担を軽減する経済性に配慮しています。その一環として下記の優待制度を実施しています。

【まとめ買い優待制度】

《まとめ買い優待制度基本ルール》（海外ジェネリック薬の場合）

※シアリス海外ジェネリック（20㎎）1錠1,550円（再診価格）で計算

【セカンドオピニオン優待制度】

【次回1錠無料プレゼント券】

【お薬お渡し時間短縮メリット】

6．当院の分割服用等の割安購入メリット

ED治療薬を購入する場合、1錠買い・低用量買いの場合の支払い額は、その時は安くなります。しかし、ED治療薬の長期的な服用・購入期間で見ると、高用量ED治療薬の分割服用や当院のまとめ買い優待制度などの各種優待制度を活用すれば、1錠当り単価を安くでき、薬代の長期的な節約が可能です。具体的な「メリット①～③」を以下で説明します。

【メリット①：高用量の分割服用の有効性・便利さ】

患者様の中には値段が安いので勃起効果が弱いバイアグラ25mgを購入され、勃起効果が弱いと悩んでいる方がいらっしゃいます。そうした場合に、「勃起効果が弱いからと言って、医師に相談せずに自己判断で25mgを2錠、3錠など増量しての服用」は副作用の危険がありますので絶対避けましょう。
体調による勃起効果の強弱に対応するために、医師の判断の下での高用量のバイアグラ100mgの服用を推奨します。100mgの医師の処方があれば、ピルカッターなどで　1/4、1/2に割って25、50mgとして服用しても問題ありません。勃起が心配な時は100mgを服用し勃起を確実にし、勃起に自信があるときや頭痛などが心配な時は100mgを割って低用量で服用というように体調に応じた調整が可能で便利です。

【メリット②：高用量の分割服用の経済性】

ピルカッター等で半分に割ると服用1回当りの薬剤価格が割安になります。

【メリット③：まとめ買いには無料おまけ付きで経済的】

患者様の中には、1錠1550円のバイアグラ100mgを毎週1錠、2週間毎に2錠、3週間毎に3錠、4週間毎に4錠購入される方が各々いらっしゃいます。どの場合も、年間で52錠購入になります。しかし、当院では〔まとめ買い優待制度〕で上述したように、海外製ジェネリック薬10錠購入で無料のおまけが3錠付きますので、毎週1錠ではなく10週間毎に10錠購入」ですと、年間約5回（365日÷70日）購入となり、3錠×5回＝15錠の無料おまけが付きます。つまり年間で同じ購入錠数なのに1,550円×15錠＝23,250円お得になります。なお、ED薬の使用期限は2年以上ありますのでまとめ買いでもご心配ありません

7．当院診療の多角性、安全性・有効性・経済性のメリット

【多角的な診療メリット】

〔根治療法と対症療法〕
対症療法とは病気の表面的な症状を抑制・消失させることを目的とした治療法で、ある意味一過性の治療法です。根治療法とは病気そのものを完全に治すことを目的とした治療法で、一番望ましい治療法です。

〔ED治療の根治療法と対症療法〕
ED治療では性行為時の確実な勃起が注目されるため、性行為時の一時的勃起という「対症療法」が重視されがちです。しかし、加齢による老化に伴い男性性機能も低下するため、対症療法による勃起効果も低下する可能性があります。そのため、加齢などによる勃起力低下を中長期的に抑制・改善するための「根治療法」の併用が必要になります。当院の根治療法、対症療法は以下のとおりです。

〔当院の多角的ED治療メニュー〕詳しい診療内容は→（※7）

（※7）→前立腺肥大症とEDの関係、多角的ED治療を徹底解説

（※8）→レノーヴァ（RENOVA）の徹底解説～有効性・料金・評判～

（※9）→ビガー（Vigor）2020を用いたトレーニングを徹底解説

（※10）→シアリス（タダラフィル）の毎日服用によるアンチエイジング効果を徹底解説

（※11）→リベルサス錠処方｜オンライン診療購入-最短即日発送

（※12）→DHEAとED治療薬の同時摂取の重要性を徹底解説、亜鉛はEDに効く？亜鉛とED薬の同時摂取について解説

【安全性、有効性、経済性に配慮した診療メリット】

当院は安全性、有効性、経済性に配慮した上で、厚生労働省のルールに基づき（※13）、医師の判断による、欧米等諸国で認可されたジェネリック薬の処方を推奨しています。ご希望があれば、国内先発薬、国内ジェネリック薬の処方も可能です。

（※13）→医薬品等の個人輸入について ｜厚生労働省 (mhlw.go.jp)

〔安全性への配慮〕→（※14）

（※14）→当院の海外医薬品について、ED薬の個人輸入の危険性や安全性を徹底解説

（※15）→法人概要

〔有効性への配慮〕（バイアグラの例）→詳しくは（※16）

（※16）→バイアグラ100mgの根強い人気と安心でお得な服用を徹底解説

〔経済性への配慮〕

以下に、〈ED治療薬の経済性〉と〈AGA治療薬の経済性〉を説明します。
〈ED治療薬の経済性〉バイアグラを例にすると海外ジェネリックが最も安価です。

《当院のバイアグラ50mg錠の価格比較表》

〈AGA治療薬の経済性〉以下の10万円特別割引セットをご用意しています。

《セット内容・効果》

上記の3点をセットにした「AGAメディカルドクターズDセレクト」の服用を推奨しています。各薬剤を単品購入するよりも、セット購入の場合は 10万円割引（初診）になります。効果が現れるまで通常6ヵ月程度かかるため、多くの患者様が単品ではなく、「AGAメディカルドクターズDセレクト（6ヵ月セット）」を購入されています。以下に初診で6ヵ月分購入の場合で説明します。

《最後に》

当院は、10年以上の診療実績、60万件以上の診療件数のあるユナイテッドクリニック・グループ（※15）に所属しており、ユナイテッドクリニック・グループでは豊な治療経験に基づく安全性・有効性・経済性に配慮したED薬治療（※17）を目指しております。多角的なED治療（※7）によって、EDにお悩みの患者様に寄り添うことを目指しております。EDでお悩みの場合は、お一人で悩まず、当院の専門医師に、お気軽にご相談ください。来院不要のオンライン診療（※18）を含め、各種の優待制度で皆様のお問い合わせ・ご予約・ご来院を心よりお待ちしております。

（※17）→安全性・有効性・経済性に配慮したバイアグラの入手方法を解説

（※18）→ED治療のオンライン診療とは？バイアグラやレビトラなど処方可能な治療薬も紹介

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