2025/4/16

うつ病とEDの関係について徹底解説

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1.心の不調の種類について

心の不調につきましては、「精神疾患」「精神障害」「精神病」という言葉をよく耳にします。しかし、同じ意味で使われることもありますが、実際には異なります。心の不調を正しく理解し、それぞれの言葉が指す状態について知っておくと病状を理解しやすくなります。それぞれの特徴について説明します。

【精神疾患】

精神疾患とは、気分の落ち込みや幻覚・妄想など思考・感情・行動にさまざまな影響が出る疾患のことをいいます。心の問題を伴う全ての病気は精神疾患に分類されます。 脳内の神経伝達物質の乱れによって起こるといわれており、うつ病双極性障害(双極症/躁うつ病)、統合失調症がよく知られています。
厚生労働省の報告(※1)では、精神疾患の方は、令和5年度で日本国内に約602万人いると報告されています。これはおよそ日本国民12,435万に対して、20人に1人の割合で身近な病気といえます。

(※1)→https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/001374464.pdf

【精神障害】

精神障害とは、精神疾患により身体的な機能が低下したり、社会活動に支障が出たりしている状態のことをいいます。例えば、うつ病により気分が落ち込んで外に出られない状態、てんかんにより人との交流を避けている状態などが該当します。

〔精神疾患と精神障害の違い〕
精神疾患は、うつ病や不安障害などの精神系の病気自体を指す言葉です。一方、精神障害は精神系の病気により生じる困難や機能障害の状態を指します。2つの言葉は、似ているようで異なります。

したがって、うつ病が原因でEDを発症している状態は、精神疾患ではなく、うつ病による精神障害になります。

【精神病】

精神病とは、精神疾患の中でも幻覚・妄想などの症状がみられる病気です。現実との区別がつかなくなる統合失調症などがあります。

2.うつ病について

【うつ病とは】

気分の落ち込み、または興味・喜びの消失などの症状が2週間以上、かつ1日中存在し、生活に支障を来している場合はうつ病と判定されます。初期には、不眠や食欲の低下も見られます。 気分をコントロールする物質(セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン)のバランスが崩れることが原因に関わっているとされています。コルチゾール(副腎皮質ホルモンの一種)の関与も指摘されています。

【「うつ」と「うつ病」の違い】

「うつ」とは、気分が落ち込んで元気が出ない状態(医学的には「抑うつ」)をいいます。「うつ病」と診断するには、「抑うつ」の他にも、様々な症状が一定期間発症することを確認して初めて診断されます。

【うつ病になりやすい人の特徴】

真面目、責任感が強い、家族にうつ病を経験した人がいる など

【うつ病の判定基準】

〔一般基準〕
以下の①~⑥すべてを満たす。

①以下の症状のうち、抑うつ気分か、興味、喜びの喪失のどちらかを含み、かつ計5つ以上の症状が2週間以上続く

・抑うつ気分(気分が落ち込んで元気が出ない状態)

・興味、喜びの喪失

・食欲がない、食べ過ぎてしまう、体重が減る、または増える

・睡眠の異常(目がすぐに覚めてしまう、熟睡できない、眠りが浅い、寝すぎるなど)

・動きが鈍い、落ち着きがない

・疲れやすい、やる気が出ない(気力の減退)

・自分なんて価値がない人間だと思ってしまう、自分のせいで人に迷惑がかかっていると感じてしまう

・集中力がない、ものごとをじっくり考えられない、決断できない

・死んでしまいたいと思う(希死念慮)、自殺について考える、身辺整理など自殺の準備をする

②うつ病の影響により以前できていたことができなくなる

③精神的な症状より先に身体的な症状が出ることも多い。具体的には消化器症状(食欲が沸かない、便秘など)や生殖器障害(性欲減退や月経異常)、疲れやすさや動悸など症状による苦痛、社会的、職業的、その他の重要な機能障害がある

④他の病気や薬による症状ではない

⑤統合失調症、妄想性障害などほかの病気によって説明できない

⑥そう病、軽そう病の症状が現れたことがない

〔その他の症状〕
涙もろい、考え込む。同じ考えを繰り返すことを止められない、不安、恐怖健康に対する心配、頭痛、関節痛、腹痛などの痛み など

〔「非定型うつ病」の判定要素〕
過眠、過食、手足が鉛のように重い、対人関係で拒絶されることに敏感楽しい出来事で気分が明るくなる(気分反応性) など

〔「精神病性うつ病」の判定要素〕
妄想や幻覚を伴う場合がある。

3.うつ病とED発症の関係

うつ病はEDのリスクファクターの一つです。(※2)国内の40〜64歳の男性1,419名を対象にした研究では、うつ症状がある方は通常に比べてEDを発症しやすいことが認められました

(※3)。

(※2)→ED診療ガイドライン第3版

(※3)→日本人被験者における勃起不全、うつ病、不安との関連 - PubMed

【うつ病によるED症状】

うつ病によって起こるEDには下記の症状が見られます。

・勃起しない/しづらい

・勃起はするは、硬さが足りない

・挿入時は勃起しているが、途中で勃起が収まる(中折れ)

上記の症状は、抑うつ症状や抗うつ薬剤の副作用による性欲低下が主な原因です。また、EDの症状は多様で、勃起できないだけでなく、硬さが低下してきた、射精までの時間が長くなってきたという症状もあります。

【双方向的関係性】

以下のように、うつ症状がある方はEDを発症するリスクが高く、逆にEDの方も、うつ症状を発症するリスクが高く、うつ病とEDは双方向的な関係にあることが報告されています。

〔うつ病発症からED発症の報告〕
45~54歳の方において、うつ症状がある方がEDを合併するリスクは、うつ症状がない方と比較し高いとの報告(※3)があります。

〔ED発症からうつ病発症の報告〕
一方、EDの症状がある方はEDの症状がない方と比較して、うつ症状を生じやすかったとの報告(※4)があります。

(※4)→うつ病と勃起不全の双方向の関係 - PubMed

【うつ病でEDになる2つの原因】

うつ病でEDになる主な原因として、「抑うつ症状(心因性ED)」(※5)「抗うつ剤(薬剤性ED)」(※6)の2つの作用が考えられます。うつ病でEDの症状がある場合は、複合的な原因(混合性ED(※6)であることもあります。うつ症状でEDになる原因について説明します。

〔ED上の分類〕
なお、EDは以下の4種類に分類されます。

心因性ED :心理的・精神的な要因で大脳の興奮が抑えられ発症するED

器質性ED :身体的な要因(血管・内分泌・神経など)で発症するED

混合性ED :器質性と心因性が重なって発症するED

薬剤性ED :服用している薬の影響で発症するED

(※5)→心因性EDとは?原因と対処法、主な治療法を紹介心因性EDの原因から治し方・克服方法について徹底解説

(※6)→EDが治るきっかけは何?原因(タイプ)・年代別に紹介

【抑うつ症状による心因性ED】

うつ病でED発症の原因には、「抑うつ症状」があります。抑うつ症状は意欲の低下や感覚の鈍麻を生じる場合があります。また、抑うつは、性行為や自慰行為への意欲の低下を引き起こしたり、感覚の鈍麻によって性的刺激に対する反応が鈍化する場合があります。意欲の低下や性的刺激に対する感覚の鈍麻によって心因性EDを発症する場合があります。

〔抑うつ症状でEDを発症するメカニズム〕
心因性EDはストレスやトラウマが主な原因で、うつ病による抑うつ症状も含まれます。抑うつ症状で性欲が低下すると陰茎に興奮が伝わらないため、陰茎海綿体に十分な血液が送られず勃起不全を発症します。うつ病は、神経伝達物質が減少する病気だと考えられています(※7)ので、神経伝達物質が減少すると脳内で興奮が伝達されないため性欲減退することになります。

(※7)→ストレスとこころ-こころもメンテしよう ~若者を支えるメンタルヘルスサイト~

【抗うつ剤の作用による薬剤性ED】

うつ病でEDになる原因は、うつ病に対して使用する薬剤(抗うつ剤)の作用もあります。

〔抗うつ剤でEDを発症するメカニズム〕
①セロトニン2A受容体の阻害作用
セロトニン2Aは、受容体と結合して精神症状(幻覚・妄想)などの症状を引き起こす成分です。抗うつ剤によって、セロトニン2A受容体の働きを阻害することによって、うつ症状の改善を目指します。セロトニン2A受容体を阻害する薬剤は精神症状を改善させる一方、勃起を促すノルアドレナリンやドーパミンの作用を抑制するため、ED発症の可能性を高めるとされています。

②ノルアドレナリンの再取り込み阻害作用
α1アドレナリンは、脳内に放出されたノルアドレナリンが細胞に再取り込みされることを阻害する成分です。ノルアドレナリンは海綿体収縮を引き起こすため、再取り込みが阻害され体内に留まることで、EDの発症に関与します。また、α1アドレナリン受容体には、血管を収縮する作用があるため、α1アドレナリンが受容体と結合することで、陰茎への血液流入が阻害されます。そのため、十分な勃起ができず、EDの発症をまねきます。

〈抗うつ剤の具体的作用〉うつ病に対して使用する薬剤(抗うつ剤)の中にはEDや性欲減退を引き起こす薬剤があります。EDの原因となる抗うつ剤の代表例として、セロトニン再取り込み阻害薬であるパロキセチンやセルトラリン、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬であるベンラファキシンがあります。EDの発生率は、パロキセチンが約64.5% 、セルトラリンが約67.1% 、そしてベンラファキシンが約75%と報告(※2)されています。また、ベンゾジアゼピン系、三環系抗うつ薬もEDや性欲減退作用を生じる可能性があります。このように、うつ症状自体による心因性ED発症だけでなく、使用薬剤による薬剤性ED発症、複合的な要因での混合性ED発症の可能性があります。

4.「抑うつ症状による心因性ED」の改善

先ずは、EDの原因となっているうつ病自体を治療することが大切です。うつ病がある限り根本的なED改善には繋がりません。うつ病悪化はEDの悪化にも繋がるため、抗うつ薬の内服は自己中断しないようにしましょう。うつ病によるEDの治療には、下記のような方法があります。
うつ病の治療
ED治療薬の内服
それぞれについて、以下で説明します。

【うつ病の治療】

うつ病は脳の病気のため治療しないと悪化して治りにくくなり、社会生活に悪影響を与えてしまいます。なるべく早く治療を開始することが重要です。うつ病治療には、「休養」「環境調整」「薬物治療」「精神療法」があります。

〔休養・環境調整〕
十分な休養をとって心と体を休ませることはうつ病治療の第一歩です。職場や学校、家庭などで受けるストレスを軽減できるように環境調整をしてみましょう。うつ病になる方は、生真面目で責任感があり自分に厳しい方が多いので、休養をとったり環境調整をお願いすると職場や家族に迷惑をかけてしまうと不安が先行しがちです。しかし、先ず休養をとって、自分のできることを無理なくできる環境を作ることが回復への早道となります。主治医、周りの方と相談してみましょう。また、「睡眠障害」や「食欲不振」を訴える方が多くみられます。規則正しい十分な睡眠とバランスのとれた食事は、健康な心と体を取り戻すためには欠かせませんから、医師に相談してみましょう。

〔薬剤治療〕
うつ病の治療には休養や環境調整だけでなく、薬による治療が欠かせません。主なうつ病治療薬はSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)やSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)と呼ばれる「抗うつ薬」です。そのほかにも患者様の症状に合わせて「抗不安薬」「睡眠導入薬」「気分安定薬」「非定型抗精神病薬」などが使用されます。うつ病の治療薬は飲んですぐに効果が現れるものではなく、服薬を継続することで改善が期待できます。そして、自己判断ではなく、主治医の指示に従って服用しましょう。

〔精神療法〕
精神療法(Psychotherapy)とは、精神的な健康問題に対して心理学的な手法により治療を行う方法です。精神療法はカウンセリングとは異なり、より深い心理的な問題を解決するための持続可能な変化を目指します。以下のような心理学的な理論やテクニックに基づいて、患者様とセラピストが協力して治療を進めます。

〈認知行動療法(CBT)〉認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy、CBT)は、患者様の否定的な思考や行動を変えることを目指した療法です。CBTでは感情や行動がどのように思考に影響されるかに着目し、特にうつ病や不安障害に効果があるとされています。
〈精神分析療法〉精神分析療法はジークムント・フロイトによって提唱された心理療法で、無意識の中に潜む深層的な問題を掘り下げていきます。このアプローチは、長期治療となる場合が多いです。
〈対人関係療法(IPT)〉対人関係療法(Interpersonal Therapy, IPT)は、患者の人間関係に焦点を当てた治療法です。特にうつ病に対して効果があり、患者自身の対人関係を改善し、社会的なスキルの向上やコミュニケーションの改善が期待されます。
〈家族療法〉家族療法は、家庭内で発生している問題を解決するための治療法です。家庭内の関係性やコミュニケーションに重点を置き、家族全体が問題解決に向けて協力することを考えます。子供や思春期の問題、親子関係に関連する問題に有効です。 〈マインドフルネス認知療法(MBCT)〉マインドフルネス認知療法(Mindfulness-Based Cognitive Therapy, MBCT)は、瞑想やマインドフルネスを取り入れた治療法です。 特にうつ病の再発予防に有効で、患者様が現時点で集中し、思考や感情を批判せず受け入れる方法を学びます。

【ED治療薬の内服】

うつ病治療と並行してED治療も行いましょう。勃起できないことがストレスや不安となり、うつ病を悪化させるおそれもあります。ED治療では主に内服治療が行われます。うつ病をはじめとする精神面に起因する心因性EDにも、ED治療薬は有効とされています (※2) 。ED治療薬を性行為の 30分〜1時間前に服用すると、勃起しやすい状態になります。ED治療の際は、薬を安全に服用するために、うつ病の治療中であることを医師に伝えましょう。

〔当院の主なED治療薬の種類と特徴〕
代表的なED治療薬は商品名バイアグラ(成分名シルデナフィル)、商品名レビトラ(成分名バルデナフィル)、商品名シアリス(成分名タダラフィル)の3種類です。3大ED 薬以外では成分名アバナフィル、成分名ウデナフィルの取扱いもあります。

《当院取扱いジェネリックED薬比較表》

注:無印は海外ジェネリック、*は国内ジェネリック、価格は初診価格

薬剤名 容量
(㎎)
価格
(円)
効果発動
時間
(分)
持続
時間
(時間)
効果
強度
食事の
影響
副作用
バイアグラ 25 290 40~60 3~5 弱い あり 出にくい
バイアグラ* 490
バイアグラ 50 780 普通 出やすい
バイアグラ* 980
バイアグラ 100 1,350 強い
レビトラ 10 950 20~40 4~5 普通 少ない 出やすい
レビトラ* 1,290
レビトラ 20 1,350 7~8 強い
レビトラ* 1,490
シアリス 10 750 60~180 20~24 弱い 最小 出にくい
シアリス* 1,190
シアリス 20 ※950 30~36
シアリス* 1,290
アバナフィル 200 1,350 15~40 6 強い 少なめ 出にくい
ウデナフィル 200 1,350 40~60 11~13 普通 少なめ 出にくい

※来院の場合950円、電話診療の場合1,350円

5.「抗うつ剤の作用による薬剤性ED」の改善

抗うつ剤、とくにSSRIのパキシルやジェイゾロフトでは、性欲低下・EDなどの性機能障害の副作用が7~8割にみられます。以下では、抗うつ剤でED・性機能障害がおこった時の対策について説明します。

【先ず主治医に相談】

抗うつ剤による性機能障害は、お薬を飲んでいる間だけの一時的な症状で、性機能がダメージを受ける心配はありません。生活や精神的に大きな支障がない場合は、先ずは主治医と相談して様子をみましょう。

【減薬】

症状が安定しており、抗うつ剤を減量しても問題ないと、主治医が判断する場合は、減薬してみる改善策があります。EDの場合は、ED改善が期待できます。

【抗うつ剤服用方法の工夫】

性行為時に抗うつ剤の影響を少なくする工夫として、「抗うつ剤を性交後に服用する」「抗うつ剤を(性行為のない)朝食後に服用する」など、飲み方を工夫するという工夫が有効です。薬は飲んだ後、しばらくしてから血中濃度がピークとなり効果も副作用も一番強くなり、その後効果が低減します。そこで、性交のタイミングに血中濃度が少なくなるように服用時間を調整する対策です。主治医と相談の上で行ってください。ED改善の効果が期待できます。

【ED改善が期待できる薬剤の追加服用】

〔ED治療薬バイアグラ〕 抗うつ剤服用の副作用でED・性機能障害等を発症している場合、抗うつ剤を服用中でも、「バイアグラ(有効成分シルデナフィル)」併用がED改善に有効との報告(※8)があります。

(※8)→抗うつ薬誘発性の性機能障害に「バイアグラ」が有効:MedWave Back Numberシルデナフィルによる抗うつ薬関連性機能障害の治療:ランダム化比較試験-PubMed

〔鎮静系抗うつ剤〕
抗うつ剤のなかでもセロトニン2A受容体をブロックするタイプの鎮静系抗うつ剤(リフレックス/レメロン、テトラミド、レスリン/デジレル)は性機能障害がでにくく、追加服用すると、性機能障害が改善する場合があります。なお、レスリン/デジレルは、まれに勃起状態が続く「持続性勃起障害」の副作用がありえます。

〔睡眠薬〕
睡眠が不安定なときには、睡眠薬は眠りが深くなるので、「睡眠不足によるED」の改善が期待されます。

【他の抗うつ剤に変更】

抗うつ薬剤を変えることで、ED改善が期待できます。以下の説明は参考ですので、主治医と相談ください。

・トリンテリックス:抗うつ剤のなかでも性機能障害の副作用が少ないことがわかっており、全体的に副作用がマイルドなお薬です。

・ルボックス/デプロメールやレクサプロ:性機能障害の副作用が比較的少ないです。

・レクサプロ:性欲低下や勃起障害がみられる方には改善が期待できます。

・NaSSA(リフレックス/レメロン):性機能障害の副作用が少ないとされています。

6.男性性機能・ED改善のための当院の多角的治療

当院は、男性性機能アップ・ED改善のために有効とされる下記の「多角的診療」を行っておりますので、当院専門医に是非ご相談ください。

【多角的な診療メリット】

〔根治療法と対症療法〕
対症療法とは病気の表面的な症状を抑制・消失させることを目的とした治療法で、ある意味一過性の治療法です。根治療法とは病気そのものを完全に治すことを目的とした治療法で、一番望ましい治療法です。

〔ED治療の根治療法と対症療法〕
ED治療では性行為時の確実な勃起が注目されるため、性行為時の一時的勃起という「対症療法」が重視されがちです。しかし、加齢による老化に伴い男性性機能も低下するため、対症療法による勃起効果も低下する可能性があります。そのため、加齢などによる勃起力低下を中長期的に抑制・改善するための「根治療法」の併用が必要になります。当院の根治療法、対症療法は以下のとおりです。

【当院の多角的ED治療メニュー】多角的診療の詳しい内容は→(※9)

当院では、ED薬治療だけではなく、ペニスの硬さ・勃起力・持続力など女性が求めるペニスを獲得・維持するための多角的治療を行っております。複数の治療を併行した方が、確実で長期的な勃起効果増大が期待できます。

療法 根治療法(ビガーには対処療法の勃起即効効果もあり) 対症療法
効果 長期的(ビガーは性行為時の一時的勃起の即効性あり) 一時的
併用する治療種類が多いほど
ED改善・勃起時のペニス増大・硬さの向上
が期待できます
服薬 不用 必要
新旧 新しい治療 従来治療
治療 衝撃波治療 陰圧式勃起
補助具治療
エクソ
ソーム
療法
アンチエイ
ジング治療
メディカルダイエット療法 サプリ
メント
療法
ED薬
治療
機器薬剤等 レノーヴァ ビガー2020 エクステム
(エクソソームクリーム)
低用量
タダラ
フィル
リベルサス
メトホルミンルセフィ
DHEA
亜鉛
バイアグラ
レビトラ
シアリス等
治療分野 ED ED 陰茎増大 ED・AGA
性力増大

男性美容
ED 性力増大 ダイエット ED ED
性力増大
ED
特徴 衝撃波による陰茎血管新生で、勃起力改善 毎日の勃起トレーニングで陰茎増大・勃起力改善 細胞修復作用のあるヒト幹細胞由来のエクソソームを患部に塗布し 衰えた勃起力を改善 陰茎内血管を含む全身血管修復作用による男性性機能改善・アンチエイジング 飲むだけダイエットで「肥満によるED」を改善 男性ホルモン前駆体・亜鉛による男性性機能改善 性交時の勃起促進
参照 →(※10) →(※11) →(※12) →(※13) →(※14) →(※15) →(※16)

(※9)→前立腺肥大症とEDの関係、多角的ED治療を徹底解説

(※10)→ED衝撃波治療「レノーヴァ(RENOVA)
 →レノーヴァ(RENOVA)の徹底解説~有効性・料金・評判~

(※11)→「ビガー2020」(vigor2020)陰圧式勃起補助具
 →ビガー(Vigor)2020を用いたトレーニングを徹底解説

(※12)→塗るタイプのED・アンチエイジング効果のエクソソーム療法(エクステム)とは
 →エクソソーム「エクステム」を塗るだけのED・更年期治療を徹底解説

(※13)→低用量タダラフィル処方
 →シアリス(タダラフィル)の毎日服用によるアンチエイジング効果を徹底解説

(※14)→リベルサス錠処方

(※15)→DHEAとED治療薬の同時摂取の重要性を徹底解説亜鉛はEDに効く?亜鉛とED薬の同時摂取について解説

(※16)→ED治療について

7.当院診療の強み

【安全性、有効性、経済性に配慮した診療メリット】

当院は安全性、有効性、経済性に配慮した上で、厚生労働省のルールに基づき(※17)医師の判断による、欧米等諸国で認可されたジェネリック薬の処方を推奨しています。ご希望があれば、国内先発薬・ジェネリック薬の処方も可能です。

(※17)→医薬品等の個人輸入について |厚生労働省 (mhlw.go.jp)

【安全性への配慮】→(※18)

「医師が治療目的で国内未承認薬を輸入し患者様に処方すること」は、厚労省で認められており、EDや早漏、AGA、美容系などの自由診療クリニックで海外医薬品の処方が行われています。当院の海外医薬品も欧米等各諸国で認可され、治療効果の報告がなされている製薬メーカー正規品を、厚生労働省のルールに従い、国内輸入代理店を通して輸入しております。当院の海外医薬品の効能や効果は、国内承認薬と同じです。ただし、当院の海外医薬品は厚労省の承認薬ではないため、万が重篤な薬害が生じた場合に医薬品副作用救済制度の対象外となりますが、当院では第三者機関において成分チェックを行い、医師が有効性・安全性について常に留意しながら処方を行なっております。さらに、当院は、10年以上の診療実績、60万件以上の診療件数がありますが、重篤な副作用は1件もありませんので、ご安心ください。

(※18)→当院の海外医薬品についてED薬の個人輸入の危険性や安全性を徹底解説

【有効性への配慮】(バイアグラの例)→詳しくは(※19)

バイアグラについて、当院では、医師の判断で薬効の強度を容量25㎎、50㎎、100㎎の3段階から処方可能です。100㎎は諸外国では標準的に処方され有効性が確認されているものの、国内では未承認薬のため、「国内ED薬のみ取扱いのクリニック」では取扱いがありません。当院では、上記の厚生労働省のルール(※7)に基づき、医師の判断により確実な勃起効果のために100mgの処方を推奨しています。糖尿病などでED治療薬 が効きにくい患者様の中には、100㎎で勃起効果を実感できる方が、バイアグラ服用者の 4割程度いらっしゃいます。

(※19)→バイアグラ100mgの根強い人気と安心でお得な服用を徹底解説

経済性(お薬代節約)への配慮】

ジェネリック薬品は、膨大な開発コストや研究期間を必要としないため先発薬と同等の効果と先発薬よりも低価格という特徴があり、さらに海外ジェネリック薬は海外の製造コストが国内よりも格段に低いため、国内先発薬・国内ジェネリック薬よりも海外ジェネリック薬の方が低価格となります。そのため当院は、安全性・有効性を前提に患者様の経済的ご負担軽減に配慮して、海外ジェネリック薬を推奨しております。

以下に、〈ED治療薬の経済性〉〈AGA治療薬の経済性〉を説明します。

〈ED治療薬の経済性〉バイアグラを例にすると海外ジェネリックが最も安価です。

《当院のバイアグラ50mg錠の価格比較表》

薬剤名 容量
(㎎)
初診価格(円)
バイアグラ(海外ジェネリック) 50 780
バイアグラ(国内ジェネリック) 980
バイアグラ(国内先発薬) 1,490

〈AGA治療薬の経済性〉以下の10万円特別割引セットをご用意しています。

《セット内容・効果》

・脱毛治療薬(デュタステリド)→フィナステリドよりも効果強力

・発毛治療薬(ミノキシジル内服薬)→洗髪不用、飲むだけで簡単

・発毛促進サプリメント(AGA Medical Dr’s Select)→発毛促進栄養素摂取

上記の3点をセットにした「AGAメディカルドクターズDセレクト」の服用を推奨しています。各薬剤を単品購入するよりも、セット購入の場合は10万円割引(初診)になります。効果が現れるまで通常6ヵ月程度かかるため、多くの患者様が単品ではなく、「AGAメディカルドクターズDセレクト(6ヵ月セット)」を購入されています。以下に初診で6ヵ月分購入の場合で説明します。

《10万円割引の内訳》

デュタステリド(5,980円/月)

ミノキシジル内服薬2.5mg (5,600円/月)

AGA Medical Dr’s Select (15,500円/月) 

ですので
①6ヵ月分単品合計(5,980円+5,600円+15,500円)×6ヵ月= 162,480円
6ヵ月セット特別価格は 60,000円(1ヶ月当たり10,000円)
特別割引額=▲102,480円(②-①)

8.当院の各種優待制度メリット

当院は、患者様の長期的なED治療薬服用による支払い負担を軽減する経済性に配慮しています。その一環として下記の優待制度を実施しています。

【まとめ買い優待制度】

ED治療薬は長期間継続的に服用しますので「長期的な視点での支出負担軽減対策」が大切です。そのため、当院では、長期服用でまとめ買いされる患者様の負担軽減のために「まとめ買い優待制度」(※20)を実施しています。患者様にとって、当院を受診いただく大きなメリットと言えます。

(※20)→料金のご案内

《まとめ買い優待制度基本ルール》(海外ジェネリック薬の場合)

購入錠数 6錠 10錠 20錠 30錠~
おまけ錠数 +1錠 +3錠 +6錠 詳しくは
→(※22)
割引額(※21) 1,550円お得 4,650円お得 9,300円お得

(※21)バイアグラ海外ジェネリック(100㎎)1錠1,550円(再診価格)で計算

(※22)→料金のご案内

【セカンドオピニオン優待制度】

セカンドオピニオン外来の場合は、当院指定のED薬1錠を無料プレゼントいたします。セカンドオピニオンご希望の場合は、他の医療機関を受診したことがわかる診察券、薬袋等を必ずご持参ください。(※17)

《最後に》

当院は、10年以上の診療実績、60万件以上の診療件数があり、全国9院からなるユナイテッドクリニック・グループ(※23)を形成しております。ユナイテッドクリニック・グループでは豊富な治療経験に基づく安全性・有効性・経済性(お薬代節約)に配慮したED治療(※24)を目指しております。多角的なED治療(※9)によって、EDにお悩みの患者様に寄り添うことを目指しております。EDでお悩みの場合は、お一人で悩まず、当院の専門医師に、お気軽にご相談ください。「来院不要、診察料無料・即日受診・最短即日発送可能な、スマホでの5分程度のオンライン診療(送料全国原則無料、定期配送有り)」(※25)では、上述の各種の優待制度で皆様のお問い合わせ・ご予約を心よりお待ちしております。

(※23)→法人概要

(※24)→安全性・有効性・経済性に配慮したバイアグラの入手方法を解説

(※25)→オンライン診療(電話診療)ED治療のオンライン診療とは?バイアグラやレビトラなど処方可能な治療薬も紹介

  • 電話診療予約専用ダイヤル

    0120671515
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    フォームへ 最短1分で予約完了 毎日9:00~20:00

監修者

院長 髙嶋 政浩

平成元年杏林大学医学部医学科卒業
平成元年杏林大学医学部附属病院
平成8年西部総合病院皮膚科・形成外科部長 就任
平成12年大手美容外科クリニック
令和3年ユニティクリニック

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